ネパール土石流で追悼日、ヒンズー教節目の死後13日目…遺体発見されず草人形で儀式「見つかる可能性ほぼない」
【カトマンズ=米山理紗】ネパールと中国との国境地帯で起きた大規模土石流で、ネパールでは7日、各地で犠牲者を悼む半旗が掲げられた。
この日は、多数派のヒンズー教徒にとって死後の節目とされる13日目にあたり、政府は追悼日と定めていた。
防災当局によると、1350人以上の死者のうち、身元が判明して遺族に引き渡せたのは7日時点で1割以下にとどまる。捜索が難航する中、首都カトマンズの寺院では7日朝、行方不明者の家族らが集まり、弔いの儀式を行った。発見されない夫に見立てた草の人形にすがりつき、泣き崩れる女性の姿もあった。
大阪市在住のホテル従業員サラマン・スレスタさん(28)は今月3日、行方不明の母チャンドラマヤさんに見立てた人形を火にくべた。毎日電話をくれていた母と土石流発生後に連絡がつかなくなり、日本から飛行機で帰国したが、川沿いの町にある実家は跡形もなく土砂に流されていたという。
現在は寺院の一角で、伝統にのっとって他者との接触を避けながら日々を過ごす。「母が見つかる可能性はほとんどないと思う。母が安らかに眠れるように毎日願っている」と話した。
