イタリア・グランプリでの角田裕毅の走行(ロイター)

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 F1レーシングブルズから緊急出場している角田裕毅(26)が、6日に行われたイタリアグランプリ(GP)決勝で10位となり今季初入賞を果たしたが、アウディがペナルティーを主張して降着処分となる可能性が出てきた。

 レースはスタート直後にシャルル・ルクレール(フェラーリ)がクラッシュして赤旗中断となり、時間を置いて再スタートに。その際、角田は14番グリッドからスタートする予定だったが、停車位置がずれてしまった。そのため審判はスタートの仕切り直しを指示し、もう1周追加でフォーメーションラップを行うことになった。

 角田のミスが審議対象となり、レース後に審判委員が聴聞会を実施。その結果、角田はおとがめなしとなり、10位で1ポイントを獲得した。

 しかし、この無罪裁定に納得いかないのが角田と僅差で11位だったガブリエル・ボルトレトの所属するアウディだ。角田にペナルティーが科されれば繰り上がりでポイントを獲得できるため、国際自動車連盟(FIA)に対して提訴した。

 オーストラリアメディア「スピードカフェ」は「アウディが角田選手のイタリアGPでの裁定に異議申し立て。この決定によってボルトレトが最後のポイントを獲得する可能性が出てきた」と報じた。

 アウディは「イタリアGPの後、我々は、追加のフォーメーションラップを引き起こしたドライバーはピットレーンに入り、そこからレースを再開しなければならないという規則B5.9.4の適用に関して懸念を表明した」と声明を発表。「スチュワード(審判委員)は『追加措置不要』の決定を下しましたが、我々は控訴する意向を通知した。本件は現在FIAの控訴手続きの対象となっているため、現段階ではこれ以上のコメントは差し控えます」と提訴の方針を明らかにした。

 同メディアは今後の行方について「異議申し立てが成功すれば、ポイント獲得順位に直接的な影響を与える可能性がある。未消化のストップ・アンド・ゴー・ペナルティーは通常、レース後の30秒ペナルティーに変換され、角田は10位から順位を落とし、ボルトレトは11位からポイント圏内に浮上する」と指摘した。

 角田が今季初入賞を果たした熱走が台無しになってしまうのか。今後の動向が気がかりだ。