お立ち台でポーズをとる甲斐(撮影・北村雅宏)

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 「広島5-10巨人」(5日、マツダスタジアム)

 巨人は総力戦を制した。2連勝して3カードぶりに勝ち越し。首位・阪神に3・5ゲーム差と迫る大きな1勝をつかんだ。試合を決める一発を放ったのは甲斐拓也捕手だった。

 途中出場して迎えた同点の延長十一回。甲斐が左翼スタンドに勝ち越しの2号ソロをたたき込んだ。「何よりチームが勝つために準備をするだけです」と気迫のセリフを口にしてきたベテランが連勝に大貢献した。

 自身にとって今季2本目の安打となったが、いずれも決勝アーチとなる勝負強さを発揮した。ソフトバンクから移籍2年目の今季は長い2軍暮らしも味わったが、前向きに取り組み、チームの勝利を目指してきた。「やれることをしっかりやっていこうと。出番があった時には、しっかり求められているものを出せるように」と、常々語ってきた百戦錬磨の男が本領を発揮した。

 球団史上初となる10人の継投で激闘を制した。「いろんなことがあった。全部覚えていない。勝てたから良かった」と苦笑いを浮かべた橋上監督代行。チーム一丸で戦って、虎を追走するだけだ。