佐野海舟のプレミア移籍を妨げた“お金の事情” クリスタルパレス入り叶わず独マインツ残留に
今夏、英プレミアにステップアップするつもりが、所属先ドイツ1部マインツに残留することになったのが、日本代表MF佐野海舟(25)だ。
北中米W杯のブラジル戦では、ピッチ中央からドリブル突破。ゴール左下に先制ゴールを突き刺した。このプレーもあって佐野の評価は爆上がりし、マインツは移籍金を「110億円」に設定。高値に躊躇するクラブが続出したが、移籍期限ギリギリの1日、日本代表でボランチコンビを組んだ、僚友MF鎌田大地が所属する英プレミアのクリスタルパレスが「移籍金55億円」で電撃オファーを出した。
マインツにしても移籍金「4億円」で引き入れた佐野を「55億円」で売り払えば「51億円もの利益」となる。極めてオイシイ商売だったが……。
「マインツが財政的に儲かっていることが、佐野の英プレミア行きの足かせとなった。マインツの幹部は『我々は経済的に余裕がある。110億円以下では絶対に売却しない。50億円では佐野の片足も買えない』と断言。欧州サッカー界から『金額的にも今が売り時だったのに……』といぶかる声が多く聞こえてくる」(サッカー関係者)
今オフは日本代表欧州組のステップアップが目立った。イタリア1部・パルマ所属のGK鈴木彩艶が英プレミアのアストンビラに引き抜かれ、フランス2部スタッドランスのFW中村敬斗が仏1部の3強のひとつ、リヨンに電撃移籍を果たした。
オランダから仏1部リールに移籍したFW上田綺世は、新天地デビュー戦となった現地3日のトゥールーズ戦に途中出場。値千金の決勝ゴールを奪って話題を集めた。佐野は代表チームメートの活躍を指をくわえて見るしかない……。
◇ ◇ ◇
そんな佐野はどのような人物なのか。高校時代の恩師に話を聞くと、「寡黙でとにかく喋らない。何か話し掛けても会話が弾むようなタイプではなかった」と、その素顔を赤裸々に語ってくれた。●関連記事 【もっと読む】佐野海舟〈前編〉は表情も変えずに淡々と では、それらについて詳しく報じている。
