SAITAMA, JAPAN - MARCH 23: Yuzuru Hanyu of Japan reacts after competing in the Men Free Skating on day four of the 2019 ISU World Figure Skating Championships at Saitama Super Arena on March 23, 2019 in Saitama, Japan. (Photo by Atsushi Tomura - International Skating Union/International Skating Union via Getty Images)

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羽生さんとゆずのコラボレーションが話題だ(C)Getty Images

 『NHK』で実現した夢のコラボレーションに、SNS上では視聴者から称賛の声が続々と投稿されています。

 羽生結弦さんと「ゆず」が初共演した「羽生結弦×ゆず 震災伝承ソング『幾重』」です。「“表現”のその先へ」と銘打たれた番組は、ジャンルを超えたクリエイター同士が、自分たちの“表現”には何ができるのか、誠実に思いを重ね合う、見応えある番組になっていました。

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 番組内で羽生さんは、アテネ五輪の2004年にリリースされたゆずの代表曲「栄光の架橋」について、当時9歳で初の海外遠征を後押しし、優勝に導いてくれた曲だと力説。「帰りの飛行機で『栄光の架橋』を聴きながら、泣いていたんですよ」と痺れるエピソードを披露します。羽生さんの一言で、クリエイター同士の距離感がグッと縮まり、話題は表現の本質へと深掘りしていきました。

「競技をやっている頃は、全責任が自分だけにしかないので、結局自分がミスして結果とれなくて、一番悔しいのは自分だけなので、だから、まだ何とかやれていた。でも今は、自分が失敗してしまうことが、自分だけの責任じゃなくて、この舞台を作ってくれた方々の全エネルギーを無駄にしてしまう可能性があるので、今の方がプレッシャーは大きいですし、その分いっぱい練習していますね」

 そう語る羽生さん。リンク上のパフォーマンスに懸ける思いを、飾らないリアルな言葉で放ったのも、超一流同士の化学反応の成果に他ならないでしょう。

 ともに2011年3月11日の東日本大震災以降、被災地に寄り添い、強く思いを致してきた経緯があります。「ゆず」は震災の記憶と教訓を次世代へつないでいきたいとの思いを込め、楽曲「幾重」を制作。そのメッセージに羽生さんが共鳴し、唯一無二のコラボレーションが実現したのです。

 羽生さんは言いました。

「魂だけはうそでいたくない」

 そんなむき出しの言葉とともに繰り広げられるクリエイター同士の夢の共演は、視聴者の間でも「神回」と話題になり、9月6日の午後3時5分から全国での再放送も決定。再び、目撃できるチャンスが訪れました。

 超一流は超一流を知る。エンターテインメントとスポーツ、その表現の可能性を最大限に感じさせてくれる貴重なひととき。またしても、多くの人々の胸を打つことは間違いありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]