ネパール土石流“933人閉じ込め”も…死者900人超、行方不明者4700人以上 間一髪で難逃れた日本人は
世界各地で水害が相次いでいます。ネパールで発生した土石流による死者は900人を超えました。
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日に日に増える、家族への思い…
「家族みんなの状況がわからない。今まで何の連絡もないです。今日で5日たちます」
26日、ネパールと中国の国境地帯で発生した大規模な土石流は、瞬く間に一帯をのみ込みました。
濁流に襲われた地域では、懸命な救助活動が続きます。
■“涙の再会”母親「もう諦めかけて…」

28日にあったのは“涙の再会”です。
母親
「子どもたちがいないと聞き、私はもう諦めかけて泣くことさえできなかった」
こう話すのは、幼い息子と離ればなれになった母親です。どこを捜しても見つからず、頭によぎったのは最悪の事態でした。
そこに届いたのが“病院へ搬送された”という知らせでした。
木によじ登り、生き延びるも足を骨折したという8歳の少年は、搬送先の病院で2日ぶりの再会となりました。
■「お話の中でしか知らなかったことが…」

間一髪で難を逃れた日本人もいます。
東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所・星泉教授
「お話の中でしか知らなかったことが、現実に起きてしまった」
学会に参加するため、ネパールにきていた東京外国語大学の星教授は、土石流発生当時、国境付近にいたといいます。
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東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所・星泉教授
「尋常じゃない感じのうねりのあるようなゴーと音がしたことと、水煙が上がる感じ」
途中で通った橋は、濁流にのみ込まれました。
東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所・星泉教授
「(出発が)遅れていたら車をちょうど走らせているところに土石流が流れてきてさらわれていたかもしれない。命がなかったかもしれない」
行動を共にしていたネパール人のドライバーは、家族と連絡が取れないといいます。
東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所・星泉教授
「直接、お世話になった人、友人の命が危険にさらされているのは初めて。とても苦しい」
■水力発電関連施設で“933人閉じ込め”

ネパールと中国の当局によりますと、亡くなった方は919人、日本人5人を含む4700人以上の行方がいまだわかっていません。
また、ロイター通信によりますと、およそ6か所の水力発電の関連施設では少なくとも933人の作業員らが閉じ込められているとみられています。
土石流は“氷河の崩落”によって起きたとみられています。
現地では、崩れた土砂などが川をふさいでできる“せき止め湖”が複数できていることが判明しました。
決壊することがあれば、新たな被害がでる可能性もあり、予断を許さない状態が続きます。