創業101年の老舗酒造会社「魚津酒造」が事業停止 今後は承継先を探し営業再開を模索 富山県魚津市
魚津市で創業100年を超える老舗酒造会社「魚津酒造」が、きょう付けで事業を停止しました。社長の急死などで経営の継続が難しいと判断し、今後は事業の継承先を探して営業再開の道を模索します。
魚津酒造は1925年に魚津市で、前身である「本江酒造」の名前で創業しました。主力ブランドの「北洋」を中心に日本酒の製造販売を行ってきましたが、経営難から2022年に、全国で酒蔵の立て直しを手掛ける「日本酒キャピタル」に経営権を譲渡し、キャピタルの田中文悟社長のもと、社名を「魚津酒造」に変更して経営再建に取り組みました。田中社長は黒部市の銀盤酒造の経営再建にも携わった実績があり、ろ過や加熱殺菌などを行わない新ブランドの「帆波」を展開するなど、販路の拡大を図っていました。しかし田中社長が今年4月に、同じく経営再建に取り組んでいた秋田県の酒蔵で、醸造タンクに転落して急死したため経営者が不在となり、また折からの原材料の価格高騰が経営難に拍車をかけ、きょう付けで事業を停止しました。債務や債券については、財務状況と今後の方針を踏まえて検討中としています。魚津酒造は今後、事業の継承先を再び探して、見つかった場合は事業を再開できる可能性があるとしています。
