極まる高市首相の独善…金銭授受疑惑の福岡県議に「私の名前を使わせない」、総裁選での「神宣言」にも批判集中
高市首相の独善ぶりが自民党内で波紋を広げている。金銭授受疑惑で炎上する福岡県議らをめぐり、「私の名前を使わせない」と騒ぎ、来春の統一地方選で非公認にすると脅したというのだ。「党公認」ではなく「私の名前」というところが高市首相らしい。西日本新聞(29日配信)が報じた。
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渦中の蔵内勇夫前議長の電撃辞職から3日後、党本部で党幹部と福岡県連幹部が面会。西日本によると、裏金事件再燃を警戒した高市首相から連帯責任をチラつかされた井上貴博首相補佐官(衆院福岡1区)が「次期統一地方選において、現時点で公認証をお渡しすることはできない」と伝達し、自浄を求めたという。西日本はこうも書いている。
〈「『党総裁である私の名前を使って二度と選挙はさせない』とすごい剣幕だった」。高市首相に近い関係者は最近の動静を説明する〉
〈統一地方選で苦杯をなめるようなことがあれば、その再選シナリオに狂いが生じかねない。「少しでも疑惑が残る県議は全員、非公認にするからっ」。強い言葉で周囲をたきつけているという〉
■鳥肌モノの女優しぐさで「I am Who I am」
「再選シナリオ」は来年9月予定の党総裁選を乗り切ること。周囲のドン引きが目に浮かぶが、高市首相の唯我独尊は筋金入りだ。昨秋の総裁選での「神宣言」が掘り起こされ、SNS上で話題になっている。ニコニコ動画が企画した全候補者と中高生の討論会での発言だ。
届け出順に「最後の一言」を熱く語る中、高市首相は「私はいつもボコボコに言われてますけど、でもいつも」と言いながら両手を腰に当ててくねらせ、「『I am Who I am」』(私は私)って思いながら前向きに生きています」と満面の笑みを浮かべていた。鳥肌モノの女優しぐさ以上に批判の的となっているのが「I am Who I am」という言い回しだ。旧約聖書の出エジプト記でモーゼの問いに答えた神の言葉の英訳でもある。要するに「私は神だ」ということだ。
さかのぼること7年半前。統計不正問題で追い込まれた安倍首相は「総理大臣でございますので、森羅万象すべて担当しております」と国会答弁し、「神宣言」と衝撃を広げた。安倍後継を自称する高市首相はこれもパクったのだろうか。
「英文法としては問題ないものの、巷間言われているように誤解を招く表現ではある。ドイツ系ユダヤ人の哲学者ハンナ・アーレントはナチスの迫害に直面した経験から、属性ではなく『独立した個人』として行動し、その姿勢は『I am Who I am」』で表現されます。ですが、首相のあの言いぶりだと、そうした知識に基づくものとは考えにくい」(高千穂大教授・五野井郁夫氏=国際政治学)
天を仰ぎたくなる。
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