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育児にも奮闘中の記者が、子育てのリアルな疑問を深掘りする「ぼちぼち子育て」。今回のテーマは「子どもの性教育(後編)」です。

子どもが外で「ちんちん!」…苦笑いですまさない、0歳から始める性教育【助産師に聞く】

「“ちんちん”や“おっぱい”などの言葉を面白がって使う」「SNSで性に関する情報に簡単にアクセスできてしまう」こうした悩みを持っている人は少なくないのではないでしょうか。

今回も学校や保護者向けに性教育の講演を行っている助産師の田中まゆさんに、こうした悩みへの対処法について詳しく話を聞きました。

スマホの普及、子どもでも卑わいな言葉や知識に触れる機会が…

最近では、スマートフォンの普及に伴い、子どもたちがSNSなどを通じて卑わいな言葉や知識に触れる機会が増えています。

子どもが卑わいな言葉を面白がって口にするようになったら、どのように対応すべきなのでしょうか。

これに対し、田中さんが提案したのは「あえて突っ込んで話してみる」というアプローチです。

(田中まゆさん)
 「『これ意味わかる?』とか『この言葉知ってる?』と、まず子どもに聞いてみる。言葉の意味は正確にわかっておいてほしいのですが、曖昧なまま理解しているということもあるので、言葉の意味を確認してみたり、『YouTubeで言っているけれど、学校で言ったらどう思う?』という感じに聞いています」

子どもの下ネタにはあえて「突っ込んでしゃべってみる」

SNSでは、大人が見たときに、見せたくないと思うものや、「下ネタではないか」という情報に簡単にアクセスできてしまいます。

ついつい、すぐに情報からシャットアウトしてしまったり、「見たら駄目」と怒ったりしてしまいがちですが、田中さんは「突っ込んでしゃべってみることでタブー感がなくなる」と説明します。

性教育の観点では、言葉やテーマを過度に「タブー視」するのではなく、親子でフラットに会話できる空気感を作っておくことが大切だということです。

「ちんちん」「おなら」…未就学児が喜ぶ言葉への接し方

未就学児を中心に子どもは、「ちんちん」「おしり」といった言葉を大声で口にして面白がることがよくあります。こうした場面、どのように対応したらいいのでしょうか。

ついつい苦笑いしたり、やみくもに「恥ずかしいからやめなさい」と叱ったりしがちですが、田中さんは「家庭内のルール」と「プライベートゾーン」の概念を伝えるのが効果的だと教えてくれました。

下ネタにはメリハリのあるルールで!

1. メリハリのあるルールを作る
 家の中:過剰にとがめず、適度に受け流す・見守る
 家の外(公共の場):「外では言わない」と真剣にルールとして繰り返し伝える

2. 「プライベートゾーン」の意味を伝える
 「プライベートゾーン」とは、水着で隠れる部分(胸、お股、お尻)と口のことで、「自分だけのとても大切な場所」を指します。

「恥ずかしいから言っちゃダメ」ではなく、「ここは大切な場所で、人によっては聞いて嫌な気持ちになることもあるから、外では言わないでおこうね」と説明することで、自分と他者の境界線(プライベートの感覚)を学んでいくことができるということです。

性教育は日々のコミュニケーションの延長線上に

今の親世代にとって性教育は、学校などで教材や黒板を前に勉強するものだったかもしれませんが、実は身近なコミュニケーションから始めることができるものです。

カラダに触れる前の声かけ(0歳~)
断られてもいいことでの同意の確認(3歳~)
家庭外でのルールの共有とプライベートゾーンの理解

日々の何気ない関わりの中で、子どもを尊重する姿勢を示し続けることこそが家庭でできる最大の性教育です。まずは今日のお風呂やおむつ替えの「ひとことの声かけ」から、気軽に始めてみてはいかがでしょうか。

【過去の連載】
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▼「動物園に行くとアレルギーになりにくい」気になる噂の真相は?
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▼お肌の乾燥は大敵!アレルギー予防は『スキンケア』が肝に!!

MBSは皆さんの育児を応援する情報をお伝えします!

【ぼちぼち子育て】
核家族化や地域のつながりの希薄化によって、現代の子育ては「孤独」を感じやすいと言われています。

今回MBSでは、母親でもある2人の記者が子育てをするなかで、ふと感じた疑問や不安について情報発信する「ぼちぼち子育て」というコーナーを企画しました。

スマホを片手に“孤育て”をしているパパやママに少しでも役立つ情報を届けるとともに、悩んでいるのはあなただけではありません。肩の力を抜いて、一緒に「ぼちぼち」子育てをしていきましょう!

▼解説
田中まゆさん(助産師、思春期保健相談士。学校での性教育講演や保護者、学校関係者向けに講演活動を実施、2児の母)

▼記者
・横田舞(大阪府警クラブなどの担当を経て、現在WEB配信担当。5月に育休復帰し、1歳の女の子を育てる母親でもある。実は大学時代は化学を専攻した理系記者。ネット上にあふれる子育て情報の“エビデンス”が気になりながらも、よく『検索沼』にはまっている)

・岡山友美(事件や医療などの担当記者を経て、昨年からMBSのWEB配信を担当。2020年コロナ禍に長男を出産し、スマホを片手に“孤育て”を経験。神経質になりすぎた長男の育児を反省する一方、次男の育児についてはおおらかすぎるのでは?と悩んでいる)