韓国、輸出の成長エンジンが単一であることに潜むリスク―中国メディア
中国国営新華社通信は26日、韓国について、「輸出の成長エンジンが単一であることに潜むリスク」とする記事を掲載した。
記事によると、韓国の今年第2四半期(4~6月)の輸出額の半分以上をサムスン電子やSKハイニックスなど上位5社が占めた。アナリストは、韓国の輸出主導型経済における構造的変化を反映しているとの見方を示した。半導体などの人工知能(AI)関連分野が輸出拡大のけん引役として台頭しており、こうした状況は、世界の産業競争の構図変化に好機をもたらす一方で、特定の産業への過度な集中に伴う経済的リスクも孕んでいる。
韓国統計庁の国家統計ポータル(KOSIS)によると、第2四半期の輸出上位5社の輸出額は1382億1000万ドル(約21兆9753億9000万円)で、輸出総額2755億1000万ドル(約43兆8060億9000万円)の50.2%に当たる。2015年に四半期統計が発表されるようになって以来、輸出総額に占める上位5社の割合が50%を超えたのは今回が初めて。上位5社の輸出額は前年同期比157%増となり、輸出全体の伸び率を大幅に上回った。
輸出総額に占める上位5社の割合は前年同期の30.7%から大きく伸び、5四半期連続で歴代最高値を更新した。同時に、上位5社は輸出増加分の84.1%に寄与し、輸出拡大をけん引する「絶対的主力」となった。
韓国の研究機関、韓中経済社会研究所のカン・ホグ所長によると、韓国は半導体チップ製造以外に際立った技術的優位性を持つ主力産業を欠く。伝統的な支柱産業は近年、国際競争の激化や技術的優位性の低下に直面しており、現在の輸出好調の裏には構造的なリスクが潜んでいる。韓国は原材料や中間財の輸入に大きく依存しているため、為替レートの変動が貿易実績を左右する重要な要因となっている。第2四半期におけるウォン安は国内製品の輸出に追い風となる一方で、輸入コストを押し上げる要因にもなった。
半導体産業は、韓国の輸出拡大をけん引する強力なエンジンだ。しかし、この単一の「エンジン」が「車全体」を前進させられるかどうかは、その勢いをより幅広い産業や分野へと波及させられるかどうかにかかっている。(翻訳・編集/柳川)

