坂本怜と対戦し、サーブを放つ錦織圭(28日)=時事

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 【ニューヨーク=平沢祐】テニスの四大大会、全米オープンのシングルス予選3回戦が28日、ニューヨークで行われ、主催者推薦で出ている男子の錦織圭ユニクロ)は世界ランキング157位の坂本怜(IMG)に4―6、6―7で敗れた。

 坂本はこの大会で初の本戦出場が決定。女子の坂詰姫野(橋本総業)も予選を突破したほか、望月慎太郎(木下グループ)も本戦へ進んだ。

 今季限りでの現役引退を表明している36歳の錦織が敗れると、試合後のコートでセレモニーが催された。2014年大会での準優勝などこの地で挙げた功績をたたえられ、「ニューヨークで、思い出の詰まった場所で、またこうやって試合ができた。ありがとうございました」と感謝した。

 「楽しみにしていた」という16歳年下の20歳、坂本との対戦。第1セットは先にブレイクしたが、坂本にエンジンがかかると強烈なショットに苦しめられ、2度ブレイクを許してこのセットを落とした。第2セットは粘った末にタイブレイクで競り負けた。

 自身に憧れ、背中を追いかけてきた後輩に敗れ、「他の選手に負けるよりよかった」と受け入れた。「当たって砕けろという感じで、砕けた感じですかね」。最後の四大大会本戦への切符を勝ち取ることはできなかったが、「特別」という舞台で力を尽くし、予選3試合を戦った。コートを去る時には、その雄姿を目に焼き付けたファンからの拍手が鳴りやまなかった。(平沢祐)

「複雑な気持ちも」

 坂本怜「(錦織)圭君が全米オープンでプレーするのをもう見られないと思うと、複雑な気持ちもある。本戦に行けるのはうれしい。負けて元々、という気持ちで(試合に)入った」