NASA(アメリカ航空宇宙局)は2026年8月28日付で、「ナンシー・グレース・ローマン(Nancy Grace Roman)」宇宙望遠鏡の打ち上げ準備完了審査(LRR: Launch Readiness Review)が完了したと発表しました。


日本時間8月30日20時26分に打ち上げ予定

ローマン宇宙望遠鏡は当初2027年5月に打ち上げられる予定でしたが、開発が順調に進んだことから、スケジュールを大幅に前倒して準備が進められています。


アメリカの現地時間2026年8月25日には、アメリカ企業SpaceX(スペースX)の「ファルコンヘビー(Falcon Heavy)」ロケットが待つ格納庫へと、フェアリングに格納されたローマン宇宙望遠鏡が運び込まれました。


NASAによると、打ち上げカウントダウンに入るための最終審査にあたる打ち上げ準備完了審査が8月28日に行われ、ローマン宇宙望遠鏡やファルコンヘビー、支援チームなどの準備が整ったことが確認されました。


直近の打ち上げ予定日時は、アメリカ東部夏時間2026年8月30日7時26分(日本時間同日20時26分)です。なお、打ち上げの気象条件を満たす確率は現地時間28日時点で60%と予測されています。


ハッブル(Hubble)宇宙望遠鏡と同じ口径2.4mの主鏡を持ちながらも、視野はハッブルの100倍(※ACS=掃天観測用高性能カメラとの比較)に達し、高性能なコロナグラフも搭載するローマン宇宙望遠鏡は、数十億の銀河や数万の新たな太陽系外惑星を観測し、宇宙の謎へさらに迫ることが期待されています。


ローマン宇宙望遠鏡のミッションについては以下の関連記事もご覧ください。


NASA「ローマン宇宙望遠鏡」打ち上げ準備の最終段階へ 早ければ8月30日にも打ち上げ(2026年8月24日)

関連画像・映像

【▲ 「ファルコンヘビー」ロケットのフェアリングに格納される「ナンシー・グレース・ローマン」宇宙望遠鏡。2026年8月21日撮影(Credit: NASA/Sydney Rohde (Rocz))】
【▲ 「ナンシー・グレース・ローマン」宇宙望遠鏡の打ち上げに使用される「ファルコンヘビー」ロケット。2026年8月26日撮影(Credit: SpaceX)】
【▲ ローマン宇宙望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡の視野を比較した図。背景は「わし星雲」で、中央の小さな四角がハッブル宇宙望遠鏡の視野、外側がローマン宇宙望遠鏡のWFI(広視野観測装置)の視野に相当する範囲(Credit: L. Hustak (STScI))】

 


文/ソラノサキ 編集/sorae編集部


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