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 ◇パ・リーグ 日本ハム6―4ロッテ(2026年8月28日 エスコンF)

 通訳が発した言葉にスタンドが大歓声に包まれた。3万130人の視線の先にいたのは、今オフの去就が注目されているレイエスだ。今季初の2打席連発でお立ち台に上がった主砲から、まさかの残留発言とも取れる「生涯ファイターズ宣言」が飛び出した。

 「I want to stay here forever(ここにずっと、いつまでもいたい)」

 来日3年目の今季は打率・316、135安打はともにリーグトップ。29本塁打はリーグ2位と圧倒的な数字を誇り、来季の去就について主砲を取り巻く周囲が騒がしくなっていた。球団も全力で慰留に努めているが、レイエス自身も「自分のコントロールできる範囲ではない。自分の気持ちを皆さんにお伝えしたかった」という思いが全てだった。

 1点を追う3回に相手野選で同点に追いつき、なおも1死一、二塁。小島のカットボールを捉え、バックスクリーンへ勝ち越しの28号3ランを放った。さらに5回2死一塁では、再び小島から左越え29号2ラン。昨年8月20日のオリックス戦以来、約1年ぶりの2打席連発に「良いイメージで打席に立てたので、本塁打になって良かった」と胸を張った。

 新庄監督のアドバイスが生きた。試合前練習では指揮官から、「トップをつくる時に“く”の字になっている」と姿勢を指摘されたという。レイエス自身も「ボスからのアドバイスと実践していたことが同じ方向だったので自信がついたね」と振り返り、新庄監督も「ものの見事に奇麗な姿勢で打ってくれた」と、絶賛した。

 来季の去就は未定だが、レイエスは言う。「北海道の皆さん、ファイターズの皆さん、全員家族だと思っています。ここは僕たちの家で、ここは僕の居場所です。僕はここにずっといたいと思っています」。リーグ優勝、日本一には絶対に不可欠の主砲。北海道、そしてチームを愛してやまない男はチームのために打ち続ける。(清藤 駿太)