Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

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先週22日・土曜日、大井川鉄道・新金谷駅にはカメラを構え写真を撮る親子連れの姿が…。

大井川鉄道といえば「きかんしゃトーマス号」と思いきや、子どもの視線の先にあったのは…古そうな車両。

(子ども)
「常磐線の一番最初の『はつかり』で使われていた客車なのであれがいいなって…」

詳しい。

さらに、なぜか下ばかりを撮影している子どもを発見。

(子ども)
Q.何の写真を撮ったの?
「ブレーキ制御装置という装置の写真を撮ってました」
Q.ここ!?

大人も驚きの鉄道好きの子どもが集まった目的…。それは大井川鉄道が子どもたちの自由研究向けに開催した「SL見学ツアー」。現役の整備士から説明を聞きながら整備中のSLを間近で見たりさらには運転席に座る体験も…。

(子ども)
「すごい」

普段は入ることのできない特別な空間に子どもたちは大興奮。

さらにトーマス号に乗って車窓からの景色を堪能。

中には案内表示や取っ手などレトロな車内にシャッターを切る手が止まらない子も…。

(子ども)
「おお~」

扉の先あったのは…なんとトイレ!?

(子ども)
「和式だし金属が多いから昭和感がある」

鉄道が大好きな子どもたちのわくわくがとまらない。夏休みに特別開催された大井川鉄道の裏側に潜入する、大興奮の「SL見学ツアー」に密着しました。

先週22日・土曜日、新金谷駅の前にある会議室に集まったのは県内外から訪れた7組の鉄道好き親子。

“夏休みの自由研究”をテーマに大井川鉄道が開催した「SL見学ツアー」。

(神奈川から参加)
Q.大井川鉄道はよく利用する?
「初めてです。夏休みの自由研究の内容に困っていたが、たまたまちょうどいいイベントをやっていたので」

(東京から参加)
「大井川鉄道の車両が古いので、昔の東急があったりして好きなので見たいなと思って」

みんな準備万端で気合十分。

一行がヘルメットを手に向かったのは…車両基地。

関係者以外立ち入り禁止の特別な空間に、子どもたちは興奮した様子

(参加者)
「すごい」

入口から写真を撮る手がとまりません。

奥へ進んでいくと…大きな車輪が真横に。

(整備士)
「車輪を整備してて、すり減った場所は自分たちで部品を作って取り替えている」

整備士の説明を真剣に聞き写真に収めていく子どもたち。さらに…。

(整備士)
「順番に運転台に入っていいよ」

なんと、運転台に入れるという貴重なチャンスに、うれしさとともに少し緊張した様子も…。

(神奈川から参加)
「このメーターなんですか?」

(整備士)
「小さい2つはブレーキ。上の大きいのは蒸気がどれだけシリンダーに入っているか…、これを開けるとボイラーの蒸気をシリンダーに送ります。ひっぱってごらん」

(神奈川から参加)
「硬い?え!?」

(整備士)
「硬いんですよ」

普段できない体験に目を輝かせていました。

(神奈川から参加)
「暑かった」
「椅子がやわらかかった」

ほかにも、ボルトをハンマーでたたいて緩みを確認する「打検」を体験。

(整備士)
「音がちょっと違う

(焼津から参加)
「不具合があったら運休ですか?」

(整備士)
「緩んでいたら締めてあげて、もう一回走る」

さらに、SLの燃料である石炭をなんと…お土産に。手にした子どもは?

(東京から参加)
「あったかい。ザラザラしてる」

(東京から参加)
「いいお土産ができた。汚れちゃうけど楽しい」

さらには…。カメラの先にいたのは…トーマス号。転車台でまわる様子も片時も目を離さずカメラに収めていました。撮影した写真がこれ。トーマスの顔をバッチリ捉えています。

(神奈川から参加)
「あんなに大きなものがまわるなんて…」

午前の見学が終わり、お昼は車輪のおにぎりがかわいい“トーマス弁当”。

(愛知から参加)
「おいしいです」

お昼の後は、いよいよトーマス号に乗車します。トーマスとの写真も撮って客車に乗り込むと思いきや…。なぜかの車両の下の方を撮影している子が…。

(神奈川から参加)
Q.何の写真を撮ったの?
「ブレーキ制御装置という装置の写真を撮ってました」
Q.え!?ここ!?
「ここはブレーキの圧力とかの機械がたくさん入っている、結構重要な場所です」

さらには、古い電車が大好きという東京から参加したという子は。お父さんからもらったカメラとスマホの二刀流でシャッターを切りまくり。

(東京から参加)
「あっちも撮ろう」

撮影に夢中になるあまり…。

(父親)
「皆さん乗ってるから」

気づけば、ほかの皆はすでに乗車済み。急いで乗り込みます。しかし、車内に入ってもシャッターの音は鳴りやみません。

やっと席に座り落ち着くのかと思いきや…。

スマホに持ち替え…。

(父親)
「これが珍しいんですよ、ビンをこじるって言葉が」

古い車両の魅力は、こんなところにもあるんですね。

そして、いよいよトーマス号の出発です。

トーマス号は新金谷駅から川根温泉笹間渡駅へ。緑に包まれた大井川沿いを力強く走り抜けます。

(東京から参加)
「においと揺れと雰囲気がいい」

(浜松から参加)
「ゆっくり進んで大井川の沿線の景色を楽しめるのがいい」

景色や乗り心地を堪能する参加者がいる一方で、古い車両が大好きな東京から参加した子は興奮が止まりません。

(東京から参加)
「あっ、この指定席は強いな」

ここであるものを発見…。

(東京から参加)
「おお~」

扉の先にあったのは…トイレ!?

(東京から参加)
「和式だし、金属が多いから昭和感がある」

好奇心はとどまることを知りません。

一方で、ハーモニカの音色を響かせる参加者も…。車内販売で購入したという小さなハーモニカですが、買ったのにはある理由があるそうで…。

(愛知から参加)
「ハーモニカを吹いている人がいましたよね。小さい時からほしいって言っていて…」
Q.念願のハーモニカ?
「うん」

大井川鉄道といえば、乗務員によるハーモニカ演奏が名物でしたが、2022年の台風被害をきっかけに、現在は一時休止中です。

そんなハーモニカの演奏に憧れがあったそうで…一生懸命、吹き続けていると…。いつの間にか上手に吹けるようになっていました。

トーマス号は途中、家山駅で停車。ホームに降りると足早に先頭の方へ向かう参加者たち。

(焼津から参加)
Q.今から何をするの?
「水分補給ですね」

蒸気機関車にとって欠かせない水を補充する作業が行われていました。そして、給水を終えたトーマス号は、バックして再び客車と連結。

(東京から参加)
「連結作業は、機関車と客車という組み合わせがあまりないから、いいと思う」

そして、トーマス号は茶畑を抜けて大井川を渡り、終点の川根温泉笹間渡駅へ。降車口に向かう間も離れるのが寂しいのか、いろいろなところを触っていきます。

(東京から参加)
Q.名残惜しいの?
(うなずく)

しかし。ツアーはまだ終わりではありません。

一行は、小雨の降る中、トーマスの撮影スポット「大井川第一橋梁」へ。新金谷方面へ後ろ向きに走るトーマスを撮影します。傘を片手に真剣な表情でシャッター切る皆さん。

(神奈川から参加)
「うまく撮れた。くもりだから日光が入らなくて反射もしなくて」

そして、ツアーの最後は、以前、関西にある南海電鉄で和歌山県の山岳区間を走行していた通称“ズームカー”に乗って、新金谷駅まで向かいます。

この車内でも、古い車両好きの子の好奇心が止まらない様子。車内をくまなく撮影し、新金谷駅に到着するまで運転席の後ろにぴったりと張りつき、写真を撮り続けていました。そして新金谷駅に到着し、楽しかったSL見学ツアーも終了です。

(神奈川から参加)
Q.一日どうでしたか?
「楽しかったです。転車台見学や給水のところや車両基地の見学」

初めて大井川鉄道に乗車し、大きな夢ができたそうです。

(神奈川から参加)
「将来は大井川鉄道で働いてみたいです」

(東京から参加)
「工場(車両基地)が見学できたのは大きかった。自由研究の題材にもなっていい感じに目標達成ができた。トーマスに乗れたのは結構加点ですね。大井川鉄道の目玉でもあるから、それに乗れたのはうれしい」