広島・佐藤啓介

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◆JERAセ・リーグ 広島8―7DeNA(25日・マツダスタジアム)

 広島・佐藤啓が口火を切った。6点を追う5回先頭、代打で右翼ポール際へプロ初本塁打だ。「打球に角度がついてなくて…」と全力でダイヤモンドを1周。育成上がりで、球団初の国立大出身の3年目は「最高の1日」と喜んだ。

 苦労人の1号が起点となり、約40分の全員攻撃。打者13人で8得点を挙げた。6点差の逆転勝利は、20年7月28日のDeNA戦(横浜)以来。6年ぶりの劇勝で最大9・5あったCS出場圏内の3位とのゲーム差を2・5まで詰めた。

 この日はまだ薄暗い午前6時半にマツダに到着。10時半に開始するファーム・リーグの阪神戦(由宇)に出場するためだった。4打数無安打だったが、東出2軍打撃コーチの助言で修正。「その成果が出た」と午後10時に本拠地のお立ち台に立った。Aクラスは射程圏。伏兵がハードな「親子ゲーム」を最高の形で締めくくった。(直川 響)

 ◆佐藤 啓介(さとう・けいすけ)2001年5月24日、愛知・大治町生まれ。25歳。小学1年時に野球を始め、小、中ともに中京ボーイズに所属。中京大中京3年夏は愛知大会4強入り。背番号15で全試合出場し、2本塁打。静岡大では1年秋からレギュラー。23年育成ドラフト2位で球団初の国立大出身選手として入団。24年6月に支配下登録。182センチ、93キロ。右投左打。推定年俸700万円。