スポニチ

写真拡大

 第97回都市対抗野球大会(東京ドーム)は8月26日に開幕する。2年ぶり18度目の本大会出場を決めた東邦ガスは、入社6年目の高垣鋭次内野手(28)がチームを盛り立てる。

 「たとえ打てなくても守りであったり、チームの士気を上げたいと思っています。全力で声を出したり、技術面以外のところでもチームを引っ張っていけたらいいと思います」

 昨年までの2シーズンは主将を経験。今季から肩書こそ外れたとはいえ、精神的支柱としてもチームをけん引している。

 とはいえ、第1代表で突破した東海地区2次予選では、持ち前の打力で勝利に貢献した。全4試合に「7番・二塁」として出場し、14打数5安打の打率・357、3打点。求められる役割を果たしたが、特筆すべき一打は第1代表決定トーナメント1回戦のヤマハ戦だった。1点を追う6回2死満塁。カウント2―2から6球目の真ん中ストレートを捉え、左前の同点打とした。

 

 「(相手先発の)佐藤廉投手は昨年の公式戦で一敗もしなかったヤマハのエース。組み合わせが決まってから、1カ月対策を積んできて、それを結果として出せて良かった」

 7回に再び勝ち越されたが、7、8回と1点ずつ奪って、3―2で逃げ切り。昨年の日本選手権覇者に競り勝てたことが、その後の快進撃につながった。

 母校の智弁和歌山が今夏の甲子園大会で優勝。和歌山大会から動画配信で観戦するなど、戦いぶりを気に掛けてきた。「素晴らしいチーム。刺激をもらいました」。後輩の躍進も、力に変えるつもりだ。

 「今年は第1代表ということで自信がついたと思いますし、みんなも上を目指せるんじゃないかと思っている。一戦一戦にはなりますが、ベスト4以上という目標はマストというか、全力で戦っていきたい」

 目指すは1927年の創部以来、2大大会では初めてとなる4強以上。8強に進出した昨秋の日本選手権でも、満足している選手は一人もいなかった。投打ともに充実した戦力で臨む本大会。初戦は27日の第1試合(午前10時開始)でJR四国と対戦する。