杉本正氏 今後の投球を広げる可能性秘めた、ソフトバンク・松本晴のこの試合のカーブの使い方
◇パ・リーグ ソフトバンク0―3オリックス(2026年8月23日 みずほPayPay)
【杉本正 視点】この試合のカーブの使い方は今後、松本晴のピッチングを広げる可能性を秘めていた。3者凡退に斬った3回、全14球中6球がカーブ。初回、2回と抜け気味だったこの変化球を根気よく投げさせたのは捕手・山本祐の配球だろう。うまく引き出し、松本晴も修正した。
直球とスライダーが軸になる投手。今季の投球割合でカーブは約1割だった。この球が使えれば目いっぱい投げる必要がない分だけ、イニングや球数も増えていくだろう。
ただ、0―0の7回1死三塁。1ボールからの2球目に123キロのカーブを選択し、やや浮いて中前へ決勝点となるタイムリーを浴びる。走者なしの場面では有効になる一方、ピンチでは犠牲フライを打たれる可能性も高まる選択肢。使いどころを見極めれば新たな武器になるだろう。(本紙評論家)

