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 ◇パ・リーグ 西武3−1楽天(2026年8月23日 楽天モバイル)

 西武のドラフト1位・小島が、新人らしからぬ勝負強さで4時間7分の死闘に決着をつけた。

 1―1の延長11回。2死二塁と一打勝ち越しのシーンで狙っていたのは、試合を決める一打だけだった。カウント0―1から西垣の143キロフォークを完璧に捉えると、打球は西武ファンの待つ右翼席に吸い込まれた。

 「甘い球が来たら全部振りにいこうと思って打ちました」

 ここぞの場面に強い。8本塁打のうち、半分の4本が決勝弾。小島が本塁打を放った試合は8戦全勝となった。東海大相模(神奈川)時代には21年の選抜決勝でサヨナラ打を放つなど、勝負強さには定評がある。「大事な試合の方が気合も入る。いい緊張感で打席に入れているから打てているんだと思います」と胸を張った。

 21日の楽天戦。同じ延長11回に、ベテラン・中村剛が通算23本目の満塁本塁打で試合を決めた。ベンチ裏で準備していた小島は、歓声を聞いて跳びはねて喜んだ。この日も中村剛のような決勝アーチで同一カード3連勝に貢献。「勝敗に関わる打撃は心がけているので出せて良かった」と笑みを浮かべた。

 武内が背中の張りのため先発回避。アクシデントもあったが、先発マスクをかぶって計7投手を好リード。最少失点で踏ん張った。首位・ソフトバンクには5・5ゲーム差に詰め寄ったが「上を見るより、自分たちがしっかり勝つことを一番にやっていきたい」。新人離れした冷静さも魅力の一つだ。(河西 崇)