敵地で厳しい戦いが続くヴィニシウス photo/Getty Images

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レアル・マドリード所属のFWヴィニシウス・ジュニオールが、エスパニョール戦で再び敵地サポーターとの激しい応酬に巻き込まれた。

試合開始からわずか3分、ヴィニシウスはエスパニョールの選手と最初の衝突。ファウルをめぐって不満を示す場面もあり、早い時間帯からピッチには緊張感が漂っていた。

そして試合開始から30分を迎える前、エスパニョールのDFリーデルとの競り合いで感情をあらわにし、エスパニョールのサポーターに対してジェスチャーを見せると、スタジアムから「バロン・デ・プラジャ」の大きなチャントが響き渡った。

これは、過去のバロンドールをめぐる騒動に由来するもの。マンチェスター・シティからバルセロナに移籍したMFロドリがバロンドールを受賞した際、受賞を逃したヴィニシウスを揶揄する意味合いで、敵地のサポーターから繰り返し歌われてきたチャントだ。

このやり取りによって、スタジアムの雰囲気は一気にヒートアップ。ヴィニシウスがその後、エスパニョールの攻撃への対応よりもスタンドとの“戦い”に意識を向けてしまった場面があり、その隙をエスパニョールが突いたと『MARCA』は伝えている。

そして数分後、エスパニョールのFWアレックス・カラトラバがゴールを決め、エスパニョールが同点に追いついた。スタジアムは大きな歓声に包まれ、ヴィニシウスをめぐるピッチ上とスタンドの対立はさらに激しくなった。

失点後の32分には、ヴィニシウスとカラトラバが再び衝突。一触即発の状況となりかけたため、主審のサンチェス・マルティネスは両者にイエローカードを提示した。ヴィニシウス、そしてジョゼ・モウリーニョも、ヴィニシウスがボールを受けるたびに厳しいファウルを受けているとして不満を抱いていたようだ。

2026-27シーズンが始まったばかりだが、ヴィニシウスと敵地サポーターの関係は、これまでと変わらず緊張状態が続いている。むしろ今回のエスパニョール戦を見る限り、その対立は収まるどころか、さらに激しさを増しているようだ。

ヴィニシウスが挑発に反応することで試合への集中を欠く場面がある一方、その闘争心や感情をプレイのエネルギーに変えることができれば、相手サポーターからの激しいブーイングさえも力に変えられるはず。

今季もヴィニシウスにとって、ピッチ上の相手だけでなく、敵地スタジアムの空気との戦いも大きなテーマになりそうだ。