中国問題グローバル研究所所長の遠藤誉氏が自身のYouTubeチャンネルで「【遠藤誉が語る】この戦争と台湾統一へのステップ」を公開した。動画では、中国の習近平国家主席が描く台湾統一のシナリオと、中東諸国を巻き込んだアメリカ排除の動きについて、客観的なデータや独自の視点から警鐘を鳴らしている。

動画内で遠藤氏は、習主席による台湾統一は「戦わずして勝つ」戦略であると指摘。武力による戦争はエネルギーを著しく消耗し、国家の衰退を招くため、武力行使は避けると分析する。具体的な手段として、台湾のエネルギー輸入に依存する構造を突き、「エネルギー封鎖をして、そして台湾統一を実現させる」と予測。台湾はエネルギー源をほぼ輸入に頼っているため、封鎖されれば「大体1週間持たないで枯渇します」と述べ、短期決戦での統一を目論んでいると語った。

さらに、アメリカの動向について言及。トランプ前大統領と習主席の会談を振り返り、トランプ氏が「私には萎縮して見えました」と表現した。習主席の圧倒的な存在感の前でトランプ氏が気圧されていたと分析し、仮にトランプ氏が大統領に復帰しても、台湾のために米軍が血を流すことはないと見ているという。

また、中東における中国の覇権拡大にも触れ、中国がイランとサウジアラビアを和解させた背景を解説。中東諸国の多くが米軍基地の受け入れに反対しているデータを示しつつ、中国が中東の反米感情を巧みに利用し、同地域からの「アメリカ排除」を進めていると指摘した。さらに、中国のエネルギー源の要衝であるホルムズ海峡の安全を確保するため、イランに報復攻撃を自制させている実態を明かした。

最後に遠藤氏は、中国が中東諸国を取り込み、エネルギーの生命線を握りつつある現状を危惧。日本にとっても他人事ではないとし、客観的な事実に基づき「現実を直視しないと、日本の国益を損なう」と強く警告した。

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