中国のスーパーマーケット

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2026年8月19日、香港メディア・香港01は、中国の7月の主要経済指標が大幅に減速し、産業や消費の分野間で明暗が分かれる「K字型」の二極化が深刻化していると報じた。

記事は、中国国家統計局が発表した7月の一定規模以上の工業生産が前年同期比4.5%増、社会消費品小売総額が同0.6%増となり、ともに市場予想を下回って大幅に減速したことを紹介。人工知能(AI)やハイエンド製造業、輸出が好調な一方で、伝統的な消費や不動産市場の不振が続き、経済の二極化が鮮明になっていると伝えた。

具体的には、通信機器(同20.4%増)や生活必需品、ドル建て輸出(同23.9%増)が力強さを見せた一方で、自動車消費が同17.0%減と急落したほか、不動産開発投資(1〜7月で同19.2%減)の落ち込みに伴い、家具や家電、建築・装飾材料などの耐久財消費も悪化したと指摘した。

記事は、不動産市場の長期的な不振により家計のバランスシート修復が遅れており、将来の収入に対する不安から防衛的な消費姿勢が強まっていると分析。消費者が高額品や耐久財の購入を控え、コストパフォーマンスの高い商品や必需品へと需要を絞り込むとともに、余剰資金を銀行預金へ流入させる動向が顕著になっているとした。

また、経済の現状と対策をめぐり、海外市場と中国当局との間で政策認識の乖離が生じていると指摘。海外の投資家やアナリストが消費低迷を「需要危機」と捉えて現金給付などの直接的な景気刺激策を求めているのに対し、中国政府は「質の高い発展」や構造改革を優先し、供給側であるハイテク産業への投資や技術開発を重視しており、こうしたスタンスの違いが、需要側の冷え込みに対する支援策の遅れや効果のタイムラグを生み出しているとの見方を示した。

記事は、今後の中国経済の見通しについて、今年後半の消費は急速な回復を見せず低水準で推移する「L字型」の動向をたどる可能性が高く、ハイテク分野の成長や一部の輸出増加のみでは、従来型の製造業が抱える過剰生産能力や内需不足を十分に補いきれないと予測した。(編集・翻訳/川尻)