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 ◇第108回全国高校野球選手権第14日 準決勝 健大高崎1―0天理(2026年8月20日 甲子園)

 健大高崎(群馬)は20日、準決勝で天理(奈良)に1―0で勝利し、夏の甲子園で初の決勝進出を果たした。22日の決勝で智弁和歌山(和歌山)と対戦する。

 「4番・DH兼先発投手」の二刀流、佐藤麻恩(3年)がチームをけん引した。初回1死一、二塁から決勝の右前適時打を放ち、投げては内外角低めにスライダー、ツーシームを投げ込み、7回1/3を2安打無失点に抑えた。2回戦の東海大甲府(山梨)戦でも決勝打を放ち、投げては先発で6回無失点で1―0の勝利に貢献していた。

 試合後、佐藤は「ずっと“日本一になる”と言っていて、それを目標にしていて、日本一になれる手前まで来ているので、そのチャンスをしっかりつかめたのでうれしいです」と声をはずませ、ゲームセットの瞬間は「ヨッシャーっていう気持ちでベンチから飛び出しました」と振り返った。

 今大会3度目の1―0の勝利に「ピッチャーでつないでいくっていう意識でやっているので、その結果が出ているのかなと思います」と言い、自分の投球について「ストライク先行で投げられて、とてもリズムよく投げられたのでよかったです」と話し、決勝打には「チャンスで回ってきて、絶対に返してやるっていう気持ちで打席に入ったので、それがヒットになったのでよかったです。4番打者でチームの中心の打者なので、その中でしっかりと打者陣を引っ張れるように練習をしています」と話した。

 初の決勝に「史上初のところまで来ているので、新しい歴史を作って、健大高崎の名前をどんどん知られていきたいです。簡単に勝てる相手じゃないので、無失点で抑えて、チャンスをものにして、絶対に勝って優勝したいです」と表情を引き締めていた。

 ◇佐藤 麻恩(さとう・まおん)2008年(平20)4月3日生まれ、群馬県富岡市出身の18歳。小1から黒岩ユニオンズで野球を始め、群馬西毛ボーイズ時代の中3時には東日本代表の一員として世界大会に出場。健大高崎では2年春からベンチ入りし、今春の関東大会では横浜のエース・織田から本塁打を放った。1メートル73、81キロ。右投げ左打ち。