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仙台にプレオープンした、中国・四川省が発祥とされている料理「麻辣湯」が食べられる飲食店。店頭に飾られた開店を祝う花には、プロスケーターの「羽生結弦」さんの名前が書かれていますが、実は店側が名前を無断で使用していました。

■開店“祝い花”で「羽生結弦」の名前を無断使用

19日、「news zero」がたずねたのは仙台市にある飲食店。

news zero
「休業の紙がはられています」

17日にプレオープンのはずが、19日は休業していました。

実はここ、近年ブームとなっている麻辣湯が食べられるお店。休業の理由は、プレオープンした日の写真にありました。

店頭に飾られた開店を祝う花。プロスケーターの羽生結弦さんや、元総理大臣の鳩山友紀夫さんの名前が記されています。

一見、著名人も知る有名店のようにも見えますが、本人たちに無断で名前を使用していたというのです。

楊国福麻辣湯 仙台駅前店
「ご本人の許諾を得ることなく第三者の氏名を記載した祝い花を店舗前に設置するという極めて不適切な行為を行っていたことが判明いたしました。関係者の皆様、ならびにご不快な思いやご迷惑をおかけいたしました皆様に深くお詫び申し上げます」

19日、その花はお店の中にしまわれていました。

17日、店の前でこの写真を撮影した人は。

旅行中に写真撮影
「(自分が)歩いている中で100人くらい並んでいる行列が見えて、そこで今回の麻辣湯屋さんを見た」

――どうして写真を撮った?

旅行中に写真撮影
「まず羽生結弦さんが最初に目に入って、仙台出身の選手ということで、なるほどと思って、こういう地元のお店が開店するときにお花を出しているんだなと思って。ただ、そのとなりに鳩山友紀夫さんのお花もあって、羽生結弦さんに対して鳩山さんのお花があるのは違和感があって、それで今回は写真を撮影した」

羽生結弦さんの名前を見た、この店の近くで働く人は。

近隣店舗の従業員
「(店と)どう関係してるのかな、麻辣湯好きなのかなとかそんな感じ」

街の人からは。

街の人
「『二人で行こう』って約束していて、着いて、やっていなくてびっくりした」

「このお店も東京とかにあるから、仙台にできるよってなって、めっちゃテンション上がる〜!って感じだったが、来てみたらこうなっていて、純粋に麻辣湯食べに来たお客さんたくさんいるのに、プレオープンしてからすぐこうなって、もったいないなって思います」

■開店“祝い花” 他人の名前を勝手に使いオーダーできる?

店の開店を祝う花。そもそも、他人の名前を勝手に使いオーダーすることはできるのでしょうか。

news zero」が都内の生花店に話を聞くと。

――(一般的に)本人とのつながりは確認?

きりしまフラワー新橋店 オーナー
「そこまではみなさんされてないと思う。信じちゃいますので。やっぱりお客様のことを信用して、こちらも。毎回疑ってかかるのも失礼ですし、そういうことはしないですね」

問題となった祝い花の画像を見てもらうと。

きりしまフラワー新橋店 オーナー
「2段になってますので(相場は)3万〜4万円くらいですね」

そして。

きりしまフラワー新橋店 オーナー
「2つに関しては同じお花屋さんで作っているかなと思います」

――どこから分かる?

きりしまフラワー新橋店 オーナー
「作り方。差し込み方とか、同じようなお花を使っているとか」

飾られていたほかの祝い花には、それぞれアレンジに違いがあるのに対し、この2つは色合いなど花の使い方が似ているということです。

■「不正競争防止法に違反する可能性も」 店は21日まで臨時休業

著名人の名前を無断で使用した今回のケース。法的にはどのような問題があるのでしょうか。知的財産権などに詳しい西口弁護士は。

知的財産権などに詳しい西口竜司弁護士
「当然、名前・花を見て客として店に来る方がいるわけですが、だまされたというふうになりますので、お客さんの利益侵害されると思う」

さらに。

知的財産権などに詳しい西口竜司弁護士
「いわゆる著名人のお名前とかを勝手に使って営業したらダメですよという法律があります。今回のケースも、不正競争防止法に違反する可能性もある事案になってきます」

店は18日から21日まで臨時休業し、再発防止に向けた取り組みを行うとしています。

(8月19日放送『news zero』より)