大谷翔平は「今の野球の歴史そのもの」メジャーの「聖地」も認めるすごさ 二刀流を「長期間続けている。特別な存在」
ドジャース・大谷が、6年連続30本塁打を達成した。メジャー史上でも35人目という新たな勲章だ。将来の殿堂入りが確実視される二刀流の“現在地”を知るため、メジャー担当の中村晃大記者が、米ニューヨーク州クーパーズタウンにある「聖地」アメリカ野球殿堂博物館を「訪ねた」。
数々のお宝がある聖地でも、大谷は別格の存在感を放っていた。昨年1月にイチロー氏が日本人で初めて殿堂入りしたことで注目を集めたアメリカ野球殿堂博物館。同年7月に当地で行われた表彰式典に合わせて日本野球の特別展示がスタートした。パイオニアの野茂英雄氏、イチロー氏、そして大谷のコーナーが目を引いた。
大谷の展示物は、至るところに常設もされている。ドジャースが25年にワールドシリーズ(WS)連覇を果たした時のグッズをはじめ、残してきた功績の多さを改めて実感させられた。同博物館のクレイグ・ミューダー広報ディレクターは「彼は今、野球界で最も人気のある選手なので、それを反映しています。ここは野球の歴史を伝える場所ですが、『今の野球の歴史そのもの』が彼なのです」と語った。
伝説のベーブ・ルースと同じ二刀流であることも背番号17を語る上では欠かせないが、「ルースは打者に転向してからはほとんど投手としてプレーすることはありませんでした。一方、大谷は両方を同時に、長期間にわたって続けています。それが彼を歴史の中でも非常に特別な存在にしています」と同ディレクターは力説した。
「まさしく唯一無二。私たちは彼の物語を伝えるための展示品をこれほど多く所蔵できていることに感謝しています。次にいつ同じような選手が現れるか分かりませんから」。目の肥えた殿堂博物館の職員が優しくも興奮した様子で話していた。「OHTANI」という“共通語”は、やはり日米の架け橋となっている。(中村 晃大)
