【密着】夢は「公認会計士」!“頭脳の格闘技”そろばん技能の頂点目指すスーパー小学生…小6最後の暑い夏((静岡)
(全日本珠算選手権大会 会場)
「願いましては12兆436億7985万7689円也、401万6538円也」
8月8日に京都で開催された「全日本珠算選手権大会」。そろばん界最高峰のこの大会に、全国各地から688人の猛者たちが一同に集結。
数々の難問を瞬時に解き明かす“頭脳の格闘技”そろばん。その頂点を目指し、激しいバトルが繰り広げられました。
この大会に、三島市から出場した、久保田晴翔(はると)さん、小学6年生。晴翔さんは何と合格率わずが0.12%の最難関、そろばん検定十段に県内最年少記録で見事合格した逸材。
「もうずば抜けてますから、素晴らしいですよね」
さらに、晴翔さんの才能はそろばんだけではなく、小学生では極めて難しい数々の検定にも合格。そんな晴翔さんの夢は?
(久保田 晴翔さん・小6)
「公認会計士になることです」
スーパー小学生が挑むそろばん界最高峰の全国大会。果たして結果は!? 小学生最後の暑い夏に密着しました。
(全日本珠算選手権大会 会場)
「用意 始め」
大会直前、静岡・三島市のお宅にお邪魔すると、朝からそろばんに向かう少年の姿が。
これが久保田晴翔さん小学6年生。
実は晴翔さんは、そろばんの段位認定試験の中で最も難しいといわれるそろばん10段に小学5年生で合格。これは県の最年少記録でその合格率は何と0.12%。
実は、ここまで頑張ったのには小学生らしいある理由があったのです。
(久保田 晴翔さん・小6)
「えっと(静岡県内)最年少の十段取ったらテレビに出られるかなと思って頑張りました」
そして、今回、見事夢がかなった晴翔さん。
ここは、晴翔さんが通っているそろばん塾。そろばんの一番の魅力を聞いてみると?
(久保田 晴翔さん・小6)
「大会で何位とかが決まって、やったあとかうれしいし、次はもっと上の人を抜こうという気持ちになります」
指導している先生に、そのすごさを聞いてみると…。
(三島珠算塾 鈴木 敏江さん)
「もう ずば抜けてますから、素晴らしいですよね。やっぱり努力っていうか、頑張り屋さんでしたね」
そして つかんだ最高峰の舞台。実際どんな問題に挑むのでしょうか?
晴翔さんは、6種類の合計得点で競う個人総合競技に出場。かけ算やわり算などをそろばんや暗算で解いていきます。
例えば、このかけ算では、30問ある問題を3分30秒以内に答えなければなりません。ということは…?
(久保田 晴翔さん・小6)
「1問を7秒で解かないと全問は埋められません」
しかし過去の問題をよく見てみると、桁が多いだけではなく小数点を含んだ問題も。さらに回答を書く時間も含めて1問7秒。
そこで晴翔さんの手元をよく見ると…右手で回答を書いている間に、左手はすでに次の問題を打ち始めています。正確に早く、これが晴翔さんの技術です。
この練習は、種目別競技のフラッシュ暗算。短い時間に現れる3桁の数字を暗算で回答。これも、晴翔さんにかかると…。
(久保田 晴翔さん・小6)
「8066」
小学生とは思えない晴翔さんですが、実は、その才能はそろばんだけではないんです。それは…。
(久保田 晴翔さん・小6)
「電卓検定が五段で…」
何と、そろばんと対極の電卓までこなす2刀流の晴翔さん。電卓検定5段は、通常高校生が取得するのが一般的で、実務でも通用する高速かつ高精度の電卓スキルが要求されるレベル。伝票をめくりながら、計算を行う伝票算もこの通り。
その他にも、英検準二級や、数学検定3級、さらに漢字検定6級も取得しているまさにスーパー小学生。
なぜ、いろいろな検定に挑戦するのかお母さんに聞いてみると…
(母 美智子さん)
「こちらから声をかけてやってみる?って言うと『やりたい』とか…言うので、じゃあ『一緒にやってみよう』って興味を持たせるように、いろいろなことをやっています。普通に教えると嫌がるので、『一緒に勝負しようよ』っていう感じで声かけはしています」
将来の役に立つのはもちろんですが、晴翔さんにとっては、お母さんと楽しむゲーム感覚。お母さんに負けまいと頑張ることで、日々成長を続けているんです。そこで気になる将来の夢を聞いてみると?
(久保田 晴翔さん・小6)
「公認会計士になることです。数字をいっぱい使っているので自分はやりたい」
小学6年生とは思えない夢を描く晴翔さん。まずはその前に、小学生最後の大会に挑みます。
「全日本珠算選手権大会」。会場となる京都には、全国各地から大勢のそろばんの強者達が集結。晴翔さんとお母さんも会場入り。
(久保田 晴翔さん・小6)
「おはようございます。よろしくお願いします」
(久保田 晴翔さん・小6)
「いつも通りの点数をとれるように頑張ります。
Q.何番以内を目指してがんばりますか?
「200番を目指したいです」
200番と聞くと…大したことないと思う人もいるかもしれませんが、今回参加するのは7歳から76歳までの腕自慢688人。小学6年生の晴翔さんにとっては、とてつもなく高い壁。小学校最後の戦いが始まります。
(全日本珠算選手権大会 会場)
「用意!始め!」
張り詰めた空気の中、会場に響き渡るのは、そろばんをはじく音と鉛筆の音のみ。瞬きをする間も惜しい…そんな選手たちの熱い思いが伝わってきます。コンマ1秒の争い、1問でも多く、そして正確に。晴翔さんも最後まで食らいつきます。
(全日本珠算選手権大会 会場)
「やめ」
その後、6種目全ての問題を終え、個人総合競技が終了。その結果は後程…。
ここで、そろばんの全国トップレベルの神業をご紹介。
まずは、晴翔さんも練習していた「フラッシュ暗算」。3桁の数字15個を瞬時に暗算で答えをる競技。それが全国の決勝になるとどうなるのか?
スタジオの津川さんも、ぜひ、暗算でお答えください。
(スタジオ出演者)
正解は7816。これがそろばん日本一のレベルなんです。
続いては「読上算」。出題者が口頭で読み上げる15個の問題を聞き取り、そろばんを使用し回答する競技。
「読上算」全国大会決勝です。
(全日本珠算選手権大会 会場)
「願いましては…351億8267万9048円也6兆4029億3871万5389円也…」
これが「読上算」の優勝者。ちなみに正解は9509兆9032億7624万688円でした。
そして、気になる晴翔さんの全国の成績は?
(取材ディレクター)
「193位でした」
(久保田 晴翔さん・小6)
「えっ200位切ったんですか?夢は大きくなので、すごいこと言っちゃったから大丈夫かなと思ったら…本当に切れてうれしいです。いつかは優勝を狙ってみたい」
留まることを知らない久保田晴翔さん。今後の活躍から目が離せません。

