検察装いウソの逮捕状で脅迫、身体写真を要求し大金騙し取る 7億円荒稼ぎの詐欺グループを韓国警察が摘発

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検察や金融監督院の関係者などを装い、被害者から服を着ていない状態の写真を手に入れたうえで、供託金名目で巨額の金を騙し取っていたボイスフィッシング組織のメンバーが韓国警察に一斉検挙された。

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8月13日、警察によると、ソウ警察庁広域捜査団金融犯罪捜査隊は、犯罪団体活動、電気通信詐欺被害換給法および性暴力処罰法違反の容疑で、韓国人の主犯格A(29)らグループのメンバー11人を検挙し、検察に送致した。このうちAを含む9人は拘束された。

20〜30代で構成されたAらの一味は、昨年5〜12月の間、ソウル中央地検の検察捜査官や検事、金融監督院職員を騙り、被害者から服を着ていない状態の写真を手に入れたうえで性搾取物を制作したほか、供託金名目で約67億ウォン(日本円=約7億5510万円)を騙し取った疑いが持たれている。

彼らはタイのバンコクにコールセンターを置き、メンバーそれぞれの役割を緻密に分担していた。1線は検察捜査官を騙り、2・3線はそれぞれ検事と金融監督院職員を騙る仕組みだった。

まず、検察捜査官を騙った1線は、被害者に「マネーロンダリングや性売買などに連座して拘束令状が発付された」と告げ、偽の検察庁サイトへ誘導し、偽造された犯罪資金取締通知書と拘束令状を閲覧させた。

偽造された拘束令状(画像提供=ソウ警察庁)

次に、検事を騙った2線が被害者に電話をかけ、「簡易調査のために近くのモーテルに入れ」という趣旨の指示を出した。その後、被害者から身体検査名目で服を着ていない状態の写真の送信を受け、性搾取物を提供させた。

最後の3線は金融監督院の職員を騙り、被害者を慰める振りをした。そして、「事件解決のために供託金が必要だ」と騙し、被害者68人から約67億ウォンを騙し取った。被害者のうち最も被害額が大きかった人物の被害額は5億ウォン(約5634万円)に達する。

調べによると、この組織は昨年、中国人Bを中心に韓国人20人と中国人4人の計24人規模で結成された。犯行実績に応じて1線から3線まで昇進する体系で、詐取金のうち1線は4%、2線は10%、3線は13%を手当として受け取るなど、収益の配分率まで区別して適用していた。

主犯格はメンバーのパスポートを奪い、出退勤時間などの勤務規則を破ったメンバーを脅迫したり殴打したりするなど、強圧的な方法で組織を管理してきたという。

警察は昨年11月、ソウルで開催された国際犯罪対応を目的とした国際共助作戦会議「ブレイキング・チェーンズ」をきっかけに、タイ警察とともに現地でメンバーらを検挙した。

現在、警察はタイ現地で逃亡した残りの韓国人メンバー9人を国際手配(赤色手配)するなど追跡を続けている。

(記事提供=時事ジャーナル)