式辞を述べる高市首相(15日午前11時54分、東京都千代田区の日本武道館で)=沼田光太郎撮影

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 高市首相は、15日の全国戦没者追悼式での式辞で、「我が国の平和と繁栄は、戦没者の尊い命と苦難の歴史の上に築かれたものであることを私たちは決して忘れない」と述べた。

 石破茂・前首相が昨年の式辞で13年ぶりに言及した「反省」には触れなかった。

 昨年10月に就任した首相が同追悼式で式辞を述べるのは初めて。首相は、「戦争の惨禍を二度と繰り返させない。歳月がいかに流れても、この決然たる誓いを世代を超えて継承し、貫いていく」と述べた。

 首相は「日本は、各国が直面している様々な課題の解決に向け、重要な役割を果たせる」とも語り、「インド太平洋の輝く灯台として、頼りにされる国になれる」と強調した。首相は、安倍晋三・元首相が2016年に提唱した「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」構想を進化させる方針を打ち出している。

 戦没者の遺骨収集にも言及し、岸田文雄・元首相が24年の式辞で使った「国の責務として」との表現を復活させ、「全力を尽くす」と述べた。