韓国アイドルの日本人メンバーが愛国歌、日本の観光地は韓国人で賑わう…「ノージャパン」消えた光復節(1)
「そっちでなく、こっちこっち」。14日午後、東京の有名な観光地の浅草。30代の韓国人女性3、4人が手を振りながら友達を呼び止めた。光復節(解放記念日)を翌日に控えたこの日、浅草は韓国人観光客で賑わっていた。飲食店やカフェ、ショップでも韓国語が聞こえないところはない。
「行きません、買いません」。日本旅行をキャンセルし、大型スーパーの売り場から日本ビールを撤去した2019年の「ノージャパン(不買運動)」の夏とは180度変わった風景だ。日本人のアイドルが韓国の国歌(愛国歌)を口ずさむ姿には拍手が起こり、日本ビールの輸入量は過去最高を更新した。羽田・成田空港は韓国人観光客で連日混雑している。
些細な発言でも「反日」へと簡単に火がついた韓国社会はもはや過去の話となった。外交や過去の問題が日本旅行や製品、さらには日本人個人に対する拒否に直結していた姿は明らかに和らいだ。7年が経過した2026年の夏、韓国人が日本に接する姿勢は変わっている。
◆愛国歌を歌う日本人メンバーのミナミ
「東海の水と白頭山…」。6月25日、韓国対南アフリカのワールドカップ(W杯)の試合を前に愛国歌(韓国の国歌)が流れると、NAVER生中継の「一緒に見る」を進行中だったガールズグループ「RESCENE(リセンヌ)」のメンバーが席から立ち上がった。日本人メンバーのミナミも胸に手を当てて真摯な表情で口ずさんだ。コメント欄はすぐに好意的な反応で埋まった。
RESCENEのウォニが日本の「ギャル」メイクをし、日本人メンバーのミナミから日本語を習う動画が人気を集め、ミナミがウォニの故郷を指して「巨済(コジェ)ヤッホー」と叫ぶ場面はミームとして拡散した。
7年前、日本人のK−POPメンバーに向かう視線ははるかに鋭かった。2019年4月、TWICEの日本人メンバーのサナは、グループの公式インスタグラムに日本の元号が「平成」から「令和」に変わることへの所感を投稿すると、論争に巻き込まれた。個人的な感想まで問題視するのはやり過ぎだという反論もあったが、論争は数日間続き、サナはその後「怖かった」という趣旨の心境を口にした。
大衆の情緒が大きく作用する芸能界やプロスポーツでは変化がさらに速い。
K−POPで日本人メンバーはもはや珍しい存在ではない。TWICEのミナ、サナ、モモ、LE SSERAFIMのサクラ、カズハに続き、BABYMONSTERのルカ、アサ、ILLITのモカ、イロハ、iznaのココらが韓国と日本を行き来しながら活動している。日本人メンバーは日本のファンとの接点を広げると同時に、最大のマーケットである日本市場での現地活動を牽引する核心的な戦力として評価されている。かつては両国の感情のため「リスク」として扱われることもあったが、今や日本人メンバーを受け入れてK−POP式の育成システムを移植する戦略が業界の標準となった。
女子プロバレーボールのコートには「日本人全盛時代」が到来した。「バレー女帝」キム・ヨンギョンが所属したことでファンが多い「興国生命ピンクスパイダーズ」は吉原知子監督が指揮を執り、矢内ジャスティスが選手としてプレーしている。IBK企業銀行も新シーズンを控え、元日本代表監督の真鍋政義監督と、日本人アウトサイドヒッターの長内美和子を迎え入れた。サポーターの支持が重要なプロスポーツでも日本という国籍は問題にならない。
![ウォニ(左)がギャルメイクをして日本人メンバーのミナミから日本語を習う動画。ミナミがウォニの故郷に向かって「巨済(コジェ)ヤッホー」と叫んだこの場面はミームになった。[写真 「アンウォンジャルブ」ユーチューブ]](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/6/5/65b40_204_48b1c79d_5be90ce0.jpg)
