メロンを「2つ持ってきた」、高市首相への豪首相セクハラ言動で議会紛糾 過去には女性歌手に関係迫る発言も

写真拡大

オーストラリアのアルバニージー首相が高市早苗首相から贈られたメロンをめぐり性的発言をしていた件で、在豪日本大使館は12日、豪政府による釈明を明らかにした。

高市首相は5月にオーストラリアを訪問した際、アルバニージー首相に高級メロンを贈った。このやり取りについてアルバニージー首相は7月、配信番組内で「とても良かった」と述べつつ、「彼女は2つ持ってきた」と、胸の前で両手を揺らすしぐさを交えながら発言。「性的侮辱である」と問題となり、11日に行われた議会で野党から謝罪を要求された。

しかし、アルバニージー首相は謝罪に応じず、12日には豪政府が日本政府に対し「性的な意味合いを込めて発言したわけではない」と釈明した。日本側は特に問題視していないものの、13日も議会では野党が追及し続けている。

今回の発言は海外メディアも報じている。米メディアのABC Newsは「日本では贈り物は真剣な行事」であるとし、「日本の贈り物を侮辱することは、理解しがたい外交上の失策である」と指摘した。

アルバニージー首相の性的な発言は今回だけではない。7月に放送された配信番組で女性歌手について「関係を持ちたい」という旨の発言をして、謝罪に追い込まれている。

ほかにも国のトップによる発言は過去にもある。2006年、イタリアのベルルスコーニ元首相は、欧州食品安全機関の誘致をフィンランドと争っていたことから、フィンランドのハロネン大統領について、「私のプレーボーイ的な戦術をすべて使わなければならなかった」と発言。冗談で言ったものであったが外交問題にまで発展している。

日本でも、2021年に森喜朗元首相が「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」と発言し、東京五輪組織委員会の会長を辞任した。近年は、日本だけではなく海外でも性的、性差別的な発言に対する批判は厳しくなっている。国際問題に発展することも珍しくない。もはや冗談で済まされる時代ではなくなった。