千葉で平年8月の3倍の雨量 記録的豪雨の要因は「複数条件の重なり」 気象予報士が土砂災害へ厳重警戒を呼びかけ

14日、気象予報士の竹内青空氏が昨日の千葉県での記録的豪雨と今後の警戒ポイントについて解説した。
竹内氏によると、前日の夕方頃から千葉県内で雨雲が停滞し、記録的な豪雨が発生したという。アメダスの観測では、千葉市で24時間雨量が367ミリに達し、これは平年8月1カ月分の雨量(115.7ミリ)の約3倍に相当する雨がたった1日で降ったと分析している。レベル5の特別警報は解除されたものの、千葉県内には広くレベル4土砂災害危険警報が発表されており、竹内氏は「いつ土砂災害が発生してもおかしくない状況が続いている」として厳重な警戒を呼び掛けた。
現地で雨が上がり晴れ間が見えている状況についても、竹内氏は雨が上がった後も土砂崩れなどが起きる可能性は十分にあるとして注意を促している。
土砂災害の前兆現象として、崖のひび割れや小石の落下、地鳴りの発生、湧き水が出る、または濁る現象、異様な臭いなどが挙げられた。竹内氏は、こうした前兆を確認した場合はすぐにその場から離れるよう求め、土砂災害警戒区域の住民に対して引き続き警戒を緩めないよう呼び掛けた。
今回の集中豪雨の要因について、竹内氏は複数の気象条件が重なったためと解説した。茨城県に上陸した元台風15号の熱帯低気圧などによって暖かく湿った空気が流れ込んでいたことに加え、千島近海の高気圧からの湿った空気や上空の強い寒気により、大気の状態が非常に不安定になっていたという。そこに高気圧からの東寄りの風と内陸からの北寄りの風が千葉県北西部を中心にぶつかり合ったことで雨雲が急発達し、猛烈な雨が同じ場所に降り続けたと分析している。
今後の見通しについて竹内氏は、明日15日の明け方にかけて大気の非常に不安定な状態が続く見込みであると予測した。千葉県内では少しの雨でも土砂崩れや河川の増水に警戒が必要な状況が続くほか、14日夕方以降は埼玉県、東京都西部、神奈川県、甲信地方など関東甲信の広い範囲で活発な雨雲がかかり、警報級の大雨となる恐れがあると指摘している。竹内氏は、前日とは異なる場所で雨雲が発達・停滞する可能性もあるとして、引き続き最新の気象情報に留意し警戒を続けるよう求めた。
