韓国で戦闘機盗聴や米軍資料入手の元中国軍人2人を逮捕…「航空機の交信聴くのが趣味」不自然な供述も

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韓国の軍事施設周辺で軍事情報を収集した疑いで摘発された中国人2人が逮捕され、拘束された。

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8月11日、警察によると、京畿(キョンギ)南部警察庁の安保捜査課は、一般利敵罪および通信秘密保護法違反の疑いがある中国国籍の60代男Aを拘束し、捜査を行っている。

Aは今年4月、韓米空軍の戦力が位置する全北(チョンブク)特別自治道の群山(クンサン)空港付近のホテルから、戦闘機と管制塔との間の交信内容を盗聴した疑いがある。

Aは、群山空港から1km以内にあるホテルに、単方向受信機であるSDR受信機やアンテナ、ノートパソコンなどの受信装置を設置し、交信を傍受した疑いをもたれている。

SDR受信機は、特定の周波数の信号を拾うために専用チップや回路などを交換する必要があるアナログ方式とは異なる。特に、ノートパソコンソフトウェア更新だけで多様な帯域の周波数を傍受できるメリットがある。

双方向通信ができる一般的な無線機とは異なり、ラジオのように単方向受信のみが可能なため、盗聴に悪用された場合、交信当事者が気づきにくいとされる。

警察は、Aが2024年1月から観光ビザで韓国を何度も出入りしていた出入国記録を確認した。Aが入国した時期には、韓米空軍の軍事演習が行われていたという。

(写真=サーチコリアニュース編集部)

警察は数カ月前の情報提供に基づき、Aに対する捜査を行って拘束した。

Aは中国軍(人民解放軍)に長期間勤務した後に退役した元軍人であることが判明している。動機については、「航空機の交信を聴くのが趣味だった」という趣旨の供述をしている。

ただし警察は、Aの供述を鵜呑みにはできないと判断し、補強捜査を行っている。特に、Aが所持していたSDR受信機、アンテナ、ノートパソコン、携帯電話などを押収して解析し、中国当局などに情報が流出した形跡がないかを調べている。

このほかにも警察は、一般利敵罪および軍事基地法違反の疑いで、中国籍(朝鮮族)の40代Bも逮捕・拘束した。

Bは2021年11月から今年5月まで、在韓米軍基地である平沢(ピョンテク)のキャンプ・ハンフリーズ(K-6)で勤務していた韓国人C氏を懐柔し、韓米軍事演習の資料などを持ち出させた疑いがある。

K-6の正門近くでミリタリーショップを営んでいたBは、C氏を通じて韓米連合軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダム・シールド(UFS)」の関連資料や人事資料などの提供を受け、指揮部の勤務部署や就任式の写真などを収集していたことがわかった。K-6内部の兵器の移動状況を直接観察し、撮影することもあったという。

警察は数年前からBを追跡しており、家宅捜索などを経て容疑内容を固めた末、今月10日に裁判所から拘束令状の発行を受けた。Bもまた、中国人民解放軍に所属していた元軍人であることが判明している。

Bは「ミリタリーショップの事業に必要な情報を集めていた」という趣旨の供述をしている。ただし警察は、これも完全に鵜呑みにはできないとみて補強捜査を進めている。

あわせて警察は、在韓米軍関係者であるC氏については、まず背任収賄の容疑で立件し、今後は一般利敵罪および軍事基地法違反などの容疑を適用できるか判断する方針だ。

(記事提供=時事ジャーナル)