12日前場の香港マーケットは、主要93銘柄で構成されるハンセン指数が前日比300.69ポイント(1.17%)安の25352.13ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が108.02ポイント(1.27%)安の8420.08ポイントと続落した。売買代金は1170億780万香港ドルとなっている(11日前場は1158億3800万香港ドル)。
 前日の軟調地合いを継ぐ流れ。原油高が嫌気されたほか、米金利動向も気がかりだ。ホルムズ海峡の運航再開が見通せない中、11日のNY商品取引所では、WTI原油先物が前日比1.3%高の83.20米ドル/バレルと4日続伸し、7月31日以来の高値を付けている。イラン当局者は11日、「海峡開放の条件として求めた被害の補償や制裁解除などを米国が受け入れない限り、海峡は封鎖されたままだ」と再度強調した。トランプ米大統領は10日、イランの攻撃で死傷した全ての人々に対する賠償を要求すると表明している。一方、米国では、米連邦準備理事会(FRB)が金融政策の方向を決める上で重要視する7月の米消費者物価指数(CPI)が12日、同月の米卸売物価指数(PPI)が13日に公表される予定。内容次第では、早期利上げ観測が再び浮上する可能性もある。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、豚肉生産で世界トップの万洲国際(288/HK)が4.8%安スポーツシューズ生産・販売の安踏体育用品(2020/HK)が3.6%安、民営教育サービス事業者の新東方教育科技集団(9901/HK)が3.5%安と下げが目立った。
 セクター別では、医薬が安い。艾美疫苗(6660/HK)が5.2%、翰森製薬集団(3692/HK)が3.3%、勁方医薬科技(上海)(2595/HK)が3.1%、長風薬業(2652/HK)が2.8%ずつ下落した。
 大型ネット株もさえない。阿里巴巴集団HD(アリババ:9988/HK)が3.2%安、京東集団(JDドットコム:9618/HK)が3.0%安、騰訊HD(テンセント:700/HK)が2.9%安、百度集団(9888/HK)が2.0%安、美団(3690/HK)が1.9%安で前場取引を終えた。インターネットサービス大手のテンセントはきょう12日、電子商取引(Eコマース)大手の京東集団はあす13日、それぞれ中間決算を報告する予定。業績動向を見極めたいとするスタンスも買い手控え要因だ。
 半面、半導体セクターは逆行高。華虹宏力半導体(1347/HK)が7.1%、瀾起科技(6809/HK)が6.7%、上海壁仞科技(6082/HK)が5.8%、兆易創新科技集団(3986/HK)が5.6%ずつ上昇した。
 本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.32%高の3946.51ポイントで前場取引を終了した。ハイテクが高い。不動産、素材、インフラ関連、自動車なども買われた。半面、エネルギーは安い。公益、金融も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)