【甲子園】拓大紅陵のヒーロー、他県の甲子園V高から誘いも…進学理由は「吹奏楽の応援」だった
◇第108回全国高校野球選手権第8日 2回戦 拓大紅陵1―0佐賀商(2026年8月12日 甲子園)
拓大紅陵(千葉)が1―0で佐賀商(佐賀)を下し、34年ぶりの初戦突破を果たした。
24年ぶり6回目の出場の拓大紅陵は、4回1死一、二塁から阪本幹太(3年)の左越え適時二塁打で1点を先制した。
投げては、先発した背番号9の左腕・宮沢和聖(3年)が130キロ台中盤の直球、スライダーをリズムよくコーナーに投げ込み、7回を3安打無失点。8回からは背番号6の右腕・山辺颯(3年)がマウンドに上がり、リードを守り切った。
また、高校野球応援の定番曲の「チャンス紅陵」は、拓大紅陵吹奏楽部が“元祖”で、「深紅の誇り」「燃えろ紅陵」「ポイントゲット」などのオリジナルの人気曲を多数持っており、大会前から応援演奏に注目が集まっていた。
静岡出身の宮沢は地元で好プレーヤーとして知られ、関東の甲子園優勝校から誘いを受けるほどだった。ただ、拓大紅陵から声をかけられた際にYouTubeで調べると、応援が有名なことを知り「応援がオリジナルで、ここで野球やりたいなっていうきっかけがありました」と振り返る。
さらに救援で無失点リレーを飾った右腕・山辺颯(3年)も「それが行く理由でもありましたね」と証言。試合応援以外に進学の後押しになっている状況に坂巻展行監督は「幸せですし、感謝です。一緒に戦う同志です」と感謝していた。

