【新華社海口8月11日】アラブ首長国連邦(UAE)から中国に寄贈されたナツメヤシの苗木が、成熟期を迎えた。中国熱帯農業科学院椰子研究所が海南省文昌市や雲南省元江ハニ族イ族ダイ族自治県、四川省攀枝花(はんしか)市に設置した栽培拠点で順次、実を結んでいる。

 ナツメヤシは中東や北アフリカなどを原産とする主要な経済作物で、栄養価が高いことから「砂漠のパン」と呼ばれている。中国とUAEは2019年、中国のナツメヤシ産業の発展と拡大のため協力を進めることで合意。UAEが21〜24年にかけ苗木2万5千本を2回に分けて中国に寄贈した。同研究所が実施機関として苗木を受け取り、文昌市で遺伝資源園の整備を進めてきた。

 研究所は長年の研究を経て、独自の知的財産権を持つ高効率かつ大規模な育種とナツメヤシにとって危険性の高い害虫「ヤシオオオサゾウムシ」の総合的な防除という二つの技術体系を構築。ナツメヤシの導入・育種と害虫防除の二大課題を克服した。(記者/蒲暁旭)