巨人・山崎伊織、同郷で同学年の阪神・村上頌樹と負けられない戦い…過去2度は引き分け、首位攻防3連戦の初戦で3度目の決戦
巨人は11日から同率首位の阪神との直接対決3連戦に臨む。初戦の先発は山崎伊織投手(27)。同学年で同じ兵庫出身、ともに大学日本代表で親交の深い村上頌樹投手(28)との投げ合いに闘志を燃やした。2戦目は井上温大投手(25)が尊敬する高橋遥人投手(30)との「ハルト対決」。3戦目は西舘勇陽投手(24)が同学年で大学時代からしのぎを削ってきた下村海翔投手(24)と投げ合う。トレーニングをともにするなど切磋琢磨してきた「伊織組」で天王山に挑む。
天下分け目の一戦を前に、伊織が覚悟を決めた。同率で迎える阪神との首位攻防戦。「大事な1試合。頑張りたいと思います」。ライバル・村上とのマッチアップ。負けられない初戦で迎える最高の巡り合わせに、高ぶる鼓動を感じ取った。
火花を散らしてきた相手だ。ともに兵庫出身の同学年。東海大時代には、東洋大の右腕と大学日本代表で共闘した経験を持つ。プロ入り後はそれぞれのチームで飛躍。同じように年を重ね、互いの投球を刺激にしてきた。
過去の対戦は2度。しのぎを削る戦いを繰り広げてきた。初対戦だった24年4月16日の甲子園では、ともに7回5安打1失点と互角の争い。昨年7月19日の2度目の対戦も、山崎は7回、村上は6回を投げ、いずれも無失点の投手戦だった。そして3度目の対戦は負けるわけにはいかない首位攻防3連戦の初戦。「良い投手なので。1点でも少なくいかないといけない。粘り強く頑張りたい」。過去2戦はともに勝ち負けつかず。3度目の勝負で白星をつかみたい。
今季初の阪神戦。昨季は5登板で2勝0敗、防御率2・57と好成績を残した。掲げたポイントは3つ。「アウトを取れるところでしっかり取る。走者をためない。大きいの(当たり)を打たれない。このあたりが大事になる」。昨年、甲子園で勝利した8月29日以来の伝統の一戦。約1年ぶりだが、“虎狩り”の感覚は決して衰えていない。
2戦目は初の2ケタ勝利を挙げた井上、3戦目は西舘と、仲良しの“伊織組”で迎え撃つ3連戦。後輩の奮闘も力になっている。「温大は結果も残して、自信もついてきているので頼もしい。負けじと頑張らないといけない。西舘も去年とは考え方が全く変わっている。オフからトレーニングを一緒にやって、頑張ろうという姿をずっと見てきた」。努力の裏側を知っているからこそ、2人の頑張りが何よりの刺激。まずは初戦、先輩の意地を見せて流れを作る。
この日はG球場で投手練習に参加し最終調整。前回4日の広島戦(マツダ)を踏まえ、この1週間は内海投手コーチとともにフォームの見直しに着手した。「試合の中で大事なところをしっかり間違えないように」。スキを見せず虎打線に立ち向かい、ライバルに投げ勝つ。(北村 優衣)
◆山崎と村上の投げ合い
▽24年4月16日(甲子園)
巨 人
001 000 000 0x|1
000 000 100 |1
阪 神(延長10回)
巨人の先発・山崎は7回1失点と好投し、阪神の先発・村上も7回1失点と好投。ともに勝ち負けつかず延長戦に入り、10回途中に降雨コールドで引き分け。
伊織7回1失点
村上7回1失点
▽25年7月19日(東京D)
阪 神
000 000 000 04|4
000 000 000 00|0
巨 人(延長11回)
巨人の先発・山崎は7回無失点。阪神の先発・村上も譲らず6回無失点と好投した。しびれる投手戦は延長戦となり阪神が11回に4得点して勝利した。
伊織7回無失点
村上6回無失点

