阪神・藤川監督「主人公は選手」の限界露呈…“選手任せ采配”で巨人とのV争いに黄信号
「自分でやることがすごく大事な時代」
【もっと読む】阪神・藤川監督「死球口撃」の逆効果…セ5球団に広がる“阪神だけは勝たせない”
「首脳陣は危機管理部門」
「主人公は選手」
これ、阪神の藤川球児監督(46)が昨年12月、テレビ朝日系の「報道ステーション」で同じ1980年生まれの盟友・松坂大輔氏に語った言葉だ。
就任1年目の昨季は85勝を挙げ、9月7日に史上最速でリーグ優勝。投手は村上、才木ら、野手は佐藤輝、森下ら、圧倒的な戦力でライバル5球団を蹴散らした。
が、今季は一転、9日終了時点で55勝44敗1分けで巨人と同率首位。熾烈な優勝争いを演じる中、“藤川流”が行き詰まりを見せているのは確かだ。
9日の中日戦は、近本の今季1号ソロで先制、リリーフの工藤が七回から今季4度目のイニングまたぎで2イニングを投げるなど投手陣が踏ん張って1-0で勝利した。試合後の藤川監督は「辛抱の試合だった? うまくいく、うまく回る、と思いながら見ていた」と、“運任せ”というか“選手任せ”の采配がたまたまハマったものの、この中日3連戦はわずか4得点。全ては本塁打と相手の適時失策によるもので、適時打は一本も出なかった。
チームは7日の試合前に小谷野打撃コーチが体調不良となり、この3連戦中は不在だったとはいえ、「問題は別にある」と、ライバル球団のスコアラーがこう続ける。
「藤川監督は動くと裏目に出る傾向がある。象徴的なのが才木の継投です。7月24日の巨人戦では九回まで引っ張り、130球目まで投げさせた末、あと1死で完封という場面でダルベックに逆転2ランを浴びた。そして7日の中日戦は8回で114球を投げて無失点と好投しながら、九回からドリスを投入して逆転負けを喫した。ちなみに、4月7日のヤクルト戦では八回終了時でリーグ最多タイ記録の16奪三振と好投していたにもかかわらず、記録のことを完全に忘れ交代させ、試合後に才木に謝罪する始末。昨季は采配が後手に回っても強力な投手陣と打線が“尻ぬぐい”してくれましたが、今季はそうはいかないのが現状です」
巨人との優勝争い、選手任せで勝ち切ることができればいいが。
