ドジャース・大谷翔平 気迫で救った激走V打! チームの連敗7でストップ
◇ナ・リーグ ドジャース2―1ダイヤモンドバックス(2026年8月8日 フェニックス)
ドジャースの大谷翔平投手(32)が8日(日本時間9日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で出場し、連敗脱出に導く決勝の一塁適時内野安打を放った。1―1の延長10回2死一、三塁からしぶとくゴロを転がし、激走した。チームは2―1で競り勝って連敗を7で止め、70勝目を挙げた。
大谷が足で勝利を引き寄せた。無安打2三振で迎えた第5打席。追い込まれながら、ダイヤモンドバックスの左腕ガルシアが投じたスイーパーを捉えた。強烈な当たりではなかったが、飛び込んだ一塁手・タワのグラブをはじく。大谷は頬を膨らませながら一塁を駆け抜け、雄叫びを上げた。7連敗中のチームに、大きな勝ち越し点が入った。
決勝のホームを踏んだタッカーは「(大谷は)ボールをインプレーにするのがうまい選手。素晴らしい打席だったし、一塁までしっかり走り切ったことも大きかった」と激走を称えた。大谷は前日の同戦では二盗失敗に満塁での併殺打と、いいところがなかったが、ハッスルプレーでチームを鼓舞した。
7月31日のレッドソックス戦から始まった連敗が止まり、デーブ・ロバーツ監督は「いやあ、本当にタフな試合だった」と振り返った。試合前、ロバーツ監督は左膝に炎症を抱えながらも、走塁面では積極的なプレーを続ける大谷について「私はもっと安全にプレーしてほしい」と心配していた。その一方で「彼は本当に、自分にできることでチームを助けようとしている。根底にあるのは“どうすればチームの勝利に貢献できるか”ということ」と、その姿勢を評価していた。その言葉通り、大谷の全力疾走が決勝点を生んだ。
勝ち越し直後の守り。左腕ドライヤーが1死一、三塁のピンチを招いたが、最後は前夜に逆転弾を放ったワルドシュミットを投ゴロ併殺打に仕留め、今季初セーブを挙げた。「タッカーの大きな一打(ソロ本塁打)があって、10回にはショウヘイ(大谷)の打点もあった。チーム全員でつかんだ勝利。これで流れを変えられる」。指揮官は「勝てたんだから、それでいい。受け入れるよ」と、1点差勝利に安堵(あんど)の表情を浮かべた。(奥田秀樹通信員)
≪最長記録は16連敗≫ドジャースの7連敗は、昨年7月4〜11日の7連敗以来。8連敗となっていれば、17年9月2〜11日の11連敗以来だった。11連敗は、ドジャースが58年にブルックリンからロサンゼルスへ移転して以降では球団ワースト記録。ブルックリン時代を含めた最長記録は44年の16連敗。

