なぜ日本のインフラは崩壊の危機にあるのか…アメリカとの「決定的な違い」をご存知ですか?

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日本はこのまま崩れ去ってしまうのか? 道路、鉄道、水道、インフラ、橋……なぜ全国各地で次々に事故が起きるのか? お金も人も足りない……打つ手はあるのか?

新書『日本のインフラ危機』では、私たちの暮らしを揺るがす「大問題の正体」を豊富なデータと事例から解き明かす。

(本記事は、岩城一郎『日本のインフラ危機』の一部を抜粋・編集しています)

日本とアメリカの比較から見えること

インフラ整備の変遷をアメリカと対比してみましょう。

年代ごとに道路橋が建設された割合を見てみると、アメリカでは1930年代にピークの一つがあります(図表1-3)。これは世界恐慌から脱却するべくインフラ整備による内需拡大を目指したためです。全体的に見ると20世紀全般にわたり比較的均等にインフラを整備してきた傾向にあると言えます。

一方、日本では1940年代までは目立ったインフラ整備はなされず、その大半が1960年代と1970年代におよそ70%ものインフラが集中的に整備されました。

日本とアメリカでインフラ整備の状況が大きく異なりますが、それは何を意味するのか。ピークの時期がのちのち影響をもたらすことになるのです。

アメリカでは1930年代に集中整備されたインフラの老朽化が50年後の1980年代に深刻化し、“荒廃するアメリカ”と呼ばれる社会現象になりました。日本では奇しくも現在、高度経済成長期から50年が経とうとしている。つまり、アメリカが40年前に経験した問題--インフラの老朽化により国が衰退する事態--が日本でも起きるかもしれないのです。

さらに、「日本はこのまま崩れ去ってしまうのか…意外と気づかない「インフラ危機」本当の実態」」では、いま大問題として迫っているインフラ老朽化問題をひきつづき見ていく。

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