Jリーグ新開幕!FC東京VS FC町田ゼルビアの開幕戦を訪れたところ、長友佑都さん現役続行祝いでFC東京が「5」失点大爆発の巻。
東京都多摩地区がJリーグ新開幕に熱狂!

本日はお出掛けの記録です。今回はめでたく新開幕を迎えた2026/2027シーズンのJリーグ開幕節の観戦に行ってまいりました。もはや今となっては何だったのかもわからず、ただただ時間を無駄にしただけだった気がする秋春制を巡る議論。その徒労がついに報われ、Jリーグがついに世界基準のカレンダーで行なわれることになった記念の観戦です。

といっても、大枠では何も変わってはいません。今まで春(冬の終わり頃)に開幕して、秋(冬の始まり頃)に終わっていたものを、秋(夏の終わり頃)に開幕して、春(夏の始まり頃)に終わる形に反転しただけ。大きく異なるのは冬にドカンと休むか、夏にドカンと休むかという区切りの話だけです。

その点で、長らく「豪雪地帯」などのワードで反対派は冬に休むべきと奮闘してきたわけですが、もはや全国的な民意からすれば「豪雪」と「酷暑」でどちらが要対策かは議論の余地がありません。防寒と雪かきで何とかなるものと、スタジアム自体を稼働屋根&エアコン付きにでも変えなければ何ともならないものとで、比較になるはずもないのです。身近に迫る死の危険、どちらが大きいかは明白。冬は「家を出た瞬間にバッチリ」ならまずもって大丈夫ですが(山とか行かない前提)、夏は「家を出た瞬間バッチリ」でも途中でどうなるかまったくわかりませんものね。

秋田など「そもそも俺たちサッカー好きだっけ?」という真実に目覚めた自治体も出てきていますので、まぁ、やりたくてやれるところが頑張る、それでいいんじゃないかと思います。この世の娯楽はサッカーだけではありませんし。個人的にも、長年にわたり「世界のカレンダーに合わせればいいのに」「どっちでもいいけど、輩の意見の反対が正解な気がする」「開幕は競技ごとにズラしてくれたほうが僕は楽しいし」とカレンダー変更を希望してまいりましたが、ようやく報われた思いです。

↓改めまして、シーズン移行おめでとうございます!



で、珍しく地上波テレビで中継されていた横浜F・マリノスと鹿島アントラーズの開幕戦を見ておりましたら、史上最多6万3960人の大観衆と、1-3からのまさかの大逆転という劇的決着にすっかり興奮してしまい、僕も新開幕のJリーグに行くことにした次第。選んだのは、家から近くて何となく盛り上がりそうなFC東京VSFC町田ゼルビアによる東京(都多摩地区)ダービーです。

スタジアム最寄りの飛田給駅に降り立つと、開場時間前からすでに長い人の列がスタジアムへとつづいています。勢力図としてはFC東京側が8割くらいでしょうか。ゼルビア側は第3節までホーム戦がないので近場のココに大挙押し寄せそうにも思いましたが、国立開幕へ向けてチカラを溜めているのでしょうか。

どっちがどっちでもいいのですが、何となく判官びいきの性分がくすぐられ、若干のゼルビア側寄りの気分で味の素スタジアムへと向かいます。「サイバーエージェントはいい加減株主に向けてゼルビアのチケットを配布すべきですよねぇ!」「アントラーズのチケットはメルカリで売ってるのにねぇ!」「ポケモンコラボで盛り上がってる場合じゃないんですよ!」などとひとり言も饒舌です。

早速入場しますとエコバッグなんかいただきまして気分も上がってきます。Jリーグ全体としてはポケモンとコラボしているということで、ポリゴンか何かのエコバッグをいただいたのかと思いきや、これはあくまでもFC東京のエコバッグであるよう。場外エリアではモンスターストライクとのコラボグッズ売店やコラボ缶バッジ配布などが行なわれており、ゲームはポケモンだけじゃないという存在の主張を感じる散策です。

キッチンカーなどが並んだエリアは、いつにも増して盛況で、オリジナルクラフトビールの販売車に長い列ができていたりします。酷暑対策なのか、8月・9月は基本的にナイトゲームという設定になっているカレンダーですが、昼よりも夜のほうがお酒の気分も出ますし、夏祭りみたいで楽しいもの。これからは毎年夏にJリーグが開幕するんだと思ったら、国立競技場の試合に知人を誘ったりしても喜ばれるような気がしてきました。開幕×納涼×ビール×花火、であればもはやネタは何でもって感じもしますからね。

↓ちなみにこの日はポケモンコラボではなく、FC東京側によるMIXIコラボデイだそうです!


↓散策中、ドロンパの本体がいるのに気づかずドロンパの人形を撮っていたという大失態の図!


↓そんなこんなで場内入りしました!


試合に先立ち行なわれたのが、長友佑都さんのご挨拶。単なるワールドカップの凱旋報告なんだろうと思い込んでいたのですが、場内の空気は若干不穏なムードです。大型ビジョンには「長友さんの歴史を振り返る映像を本人が見ている映像」が流され、どことなくしんみりムード。遅まきながらピンときたのですが、なるほど、このタイミングで引退発表でもしやせんだろうな、とサポーター側はザワついていたんですかね。よくよく見ればスタンドには「長友佑都、優勝するまで引退させないよ」なんて横断幕が出ていたりして、僕も急にドキドキしてきました。

黒のトレーニングウェアと神妙な面持ちで登場し、ピッチに入らずに一礼する長友さん。その姿には「すわ引退か!?」という雰囲気もグンと高まりました。僕も何だか泣きそうな気分になってきまして、「アモーレ!」「ブラボー!」「マンマミーア!」などとひとり盛り上がっていたのですが、長友さんは引退匂わせムードでの話し始めから一転、「このチームで優勝したい」と現役続行を表明。ユニフォームを着たかと思えば、先日のワールドカップで目立っていた白いヘアバンドをつけ始め、1曲コールリーダーをやって場内を盛り上げたいのであるとやおら歌い始めたではありませんか。「何だったんだあの神妙な前フリ」「さようなら山崎邦正みたいだな…」「長ちゃんはやめへんでー」と弁当をつまみながら僕もニッコリ。サポーターは大喜びしていたので、本当によかったなと思いました。

↓引退あるかも!?と思わせる前フリ芸!


↓サポーターも引き止めの準備をして緊張の待機!


↓結局やめないそうで、お祝いのスプリンクラーが猛噴射です!


↓火柱とかも噴き上がって盛り上がってまいりました!




両チームの選手入場、映画「ブルーロック」に出演する高橋文哉さん&櫻井海音さんによるキックインセレモニー、先日の熊本の地震で被害に遭われた方への黙祷などを経て、いよいよ試合開始の時刻。するとまだ弁当も食べ終わらぬ前半5分、早速試合は動きます。FC東京のマルセロヒアンさんが相手守備を抑え込む上手い反転から味方との連携で裏に抜け出すと、股抜きで流し込んで先制点。この見事なゴールには、祝開幕!FC東京おめでとう!モンストやろうぜ!そんな気分になりましたよね、この時点では。

しかし、まさかそこから前日のマリノス以上の落胆が待ち受けていようとは。浮き球で裏を狙う動きからいくつかFC東京がチャンスを作り、ゼルビアが押し込まれていたなかで迎えた前半27分、細かい連携でポケットまで中山雄太さんが侵入すると、ここでの大きな切り返しにFC東京の守備はうっかり滑り込んでしまいました。完全にフリーとなった中山さんはファーサイドで待つミッチェルデュークさんにピタリとクロスを合わせ、ヘッドで同点に。

↓喜ぶゼルビアサポーター!チェ・ゲバラか何かの旗かと思ったら黒田監督でした!


さらに、前半38分には滑り込んだ際に勢いよく足裏で相手を蹴ってしまったFC東京の橋本健人さんが一発レッドで退場に。審判団が発表された時点でFC東京サポーターからブーイングが上がっていた清水勇人主審が毅然としてレッドを示したこの場面が、完全に試合の流れを決めました。

1点リードのままであればまだ逃げ粘りもあったかもしれませんが、同点とされたあとでのこの退場で、俄然勢いはゼルビア側に傾きます。そして、相手が弱ったところを逃がさないゼルビアもさすがのしたたかでした。前半47分にはFC東京の守備がエリア内でコントロールをミスしたところをついて、明本考浩さんが逆転のゴール。ゼルビアリードで前半を終えます。

↓ブーイングされたからレッドを出したわけではなく妥当レッドでした!


↓ハーフタイムに周回していたのは何らかのポケモンではなくモンストのオラゴンでした!


さらにFC東京に追い打ちとなったのが後半に入ってのシステム変更。それまでは4バックを基本に、退場者が出たあとも形を変えずに粘っていたFC東京でしたが、後半頭のメンバーチェンジで3バックに布陣を変えてきました。するとどうでしょう、守備はスコスコ切り崩されるようになり、攻撃では持ち上がることも苦労するように。「ゲームみたいにはいかんもんだなぁ」と思いながら見守る怒涛のゼルビアゴールラッシュは、どっちが勝ってもどうでもいい立場としては大変爽快なものでした。

後半6分、相手GKの手を弾いて見事に決まった相馬勇紀さんの直接フリーキック。後半20分、相手CBの間をスルッと抜け出して決めたテテイェンギさんの4点目。さらに後半35分にはコーナーキックから、ニアに走り込んだ選手が後ろにすらし、それを押し込むという形で5点目が入りました。これはゼルビア側の気分で見ておりましたら、最高の夏祭りですよね。景気よくゴールが入って、とってもよかったです!

↓相馬さんの怪獣パフォーマンスも見られました!


↓その後、入場者数が発表されましたが、ゼルビア5点目の時点で5000人くらい帰ってたと思います!


僕の列、左右誰もいなくなりましたからね!

4点目からガンガン帰ってましたが、5点目では試合終了くらいの動きでした!



ゼルビアはその後もしっかりと試合を進め、FC東京最後のチャンスもGK谷晃生さんの見事なセーブで防いで、5-1の大勝に。もしも逆の立場だったら不機嫌マックスの試合なのでしょうが、ゼルビア寄りの気分で観戦したことで、大変イイ気持ちでJリーグ新開幕のお祝いをすることができました。FC東京界隈の皆さまは、慰めになるかわかりませんが、長友さん現役続行祝いで「5」失点という不思議なつながりでも感じて、次戦に向かっていただければと思います。何はともあれ、すべてのJリーグ界隈の皆さま、新開幕おめでとうございます!

↓これはちょっと国立でのポケモンコラボデーも行ってもいいかもですね!


景気がよくて楽しかったです!

大当たりの新開幕戦でした!


FC東京も長友さんがいれば空気も違うと思うので、次節は大丈夫でしょう!