佐藤二朗主演予定「踊る…」スピンオフドラマ制作断念 ハラスメント報道余波、撮影めど立たず
俳優の佐藤二朗(57)が主演する予定だった映画「踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!」(9月18日公開予定)のスピンオフドラマの制作が中止となったことが8日、分かった。制作するフジテレビが同日までに関係者に通知した。6月まで放送された同局ドラマ「夫婦別姓刑事」の撮影中、ダブル主演した佐藤と橋本愛(30)の間でトラブルが発生したことを受け、同局が佐藤側に降板を通達し、撮影が止まっていた。
スピンオフドラマは映画の公開前から複数本を数週間にわたって放送する予定だった。佐藤は映画に医師役で出演しており、番組関係者は「ドラマの台本も佐藤さんに合わせたコメディー仕立てだった」と説明している。
佐藤は7月1日配信の週刊文春電子版で橋本にハラスメントをしたと報じられた。フジは佐藤の言動を問題視し同日、降板を通達。他の出演者には「一旦(いったん)撮影を止める」と連絡していた。
スピンオフドラマは公に制作が発表されておらず、その存在は佐藤の降板を報じた7月3日付のスポニチ本紙で明らかになった。この時点で制作は絶望的だったが、監督の本広克行氏がSNSで「降板じゃないから!一旦中止して整えてるだけ」と投稿するなど、一部のスタッフは脚本の変更などの対応で撮影を行う道を模索していた。同9日には本広氏が「(ドラマの)制作再開!」と投稿したが、再び企画が動くことはなかった。関係者は本紙に「最近になって“正式に中止になった”と連絡が来た」と明かした。
フジは今月2日、映画公開に合わせてゴールデン帯で「踊る大捜査線」の映画全8作品とスペシャルドラマ1作品を放送することを発表した。関係者は「佐藤さんだけでなく、他の人気役者たちのスケジュールも限られている。映画の公開が迫る中、撮影をするめどが立たなかった」と説明している。同局は本紙の取材に「個別の企画・制作案件に関しては、お答えしておりません」としている。

