阪神・ガルシア 後逸、また後逸の拙守「止められなかった」 藤川監督は責めず「チームとしてこれから」
◇セ・リーグ 阪神1―7中日(2026年8月8日 京セラドーム大阪)
阪神は8日、中日戦(京セラドーム)に1―7で完敗し、2カード連続で負け越しを喫した。4試合連続で先発した新外国人のデルミス・ガルシア外野手(28)が2、7回に左翼の守備で失点へ直結する悪夢の後逸。お粗末な拙守で投手陣の足を引っ張った。熊谷、佐藤輝、元山も失策を犯し、シーズン99試合目で早くも昨季に並ぶ57失策。守りからリズムをつくれず、試合前時点で12勝5敗と好相性を誇っていた相手に連敗し、巨人に同率首位に並ばれた。
目を覆いたくなるような惨状が繰り広げられた。甲子園に次ぐ“第2の本拠地”として長らく使用している京セラドーム。守り慣れているはずのナインが、この夜は「E」ランプをともし続けた。2回1死二塁でボスラーの平凡な遊ゴロを熊谷が一塁へ悪送球。5回1死一塁では佐藤輝がサノーが放った正面のゴロをはじいた。“先輩”の醜態に動揺したのか、新助っ人のガルシアも悪夢の拙守を重ねた。
「ボールに一直線に(入って)、何とか(打球を)止めてダメージを最小限に…というイメージでいったが、止められなかった」
熊谷のミスから1点を先取され、なおも2死一、二塁から、マラーが放った左中間への安打を無人の荒野にそらした。必死にグラブを伸ばしたスライディングも、近本の懸命のバックアップもむなしく、2者が生還。三塁に進んだマラーも、続く福永の中前打で生還し、スコアボードには無情の「4」が刻まれた。
悲劇は続く。1―5で迎えた7回。これ以上の失点は許されない状況で、またも“守乱”が起きた。1死一塁でサノーが放った飛球を、再びガルシアがまたも後逸。一塁から細川が生還した。続く石川昂にも中前適時打を浴び、試合は決まった。
「言われたところで守るだけ。できたプレー、できなかったプレーはあったが、言い訳せずにいようと思う」
3回に加入後初の二塁打を放った喜びは皆無。最初の後逸の直前には、岡林の飛球を追った熊谷と交錯する一幕もあったことから、1メートル88、107キロの巨体は試合後、淡々と反省の弁を並べた。藤川監督も、不慣れな京セラドームでのプレーを考慮し一切責めることはなく「チームとしてこれから」と力説。筒井外野守備兼走塁チーフコーチも「経験を積むしかない」とかばった。
「顔を上げて、チームを一つにまとめ上げながら、戦い続ける。それ(上げた顔)を絶対下ろさないこと」
今季最悪の1試合3失策が響き、早くも昨季の57失策に並んだ。失策数はリーグワーストタイ。巨人に同率首位に並ばれても、虎将は“まだスタートライン”と言わんばかり。11日からは敵地で宿敵との直接対決が待つ。弾みを付けて乗り込むべく、きょう9日の第3戦は、猛虎一丸で必勝を期す。 (八木 勇磨)

