記者会見する広陵の中井前監督(7日、広島市中区で)=近藤誠撮影

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 広陵高(広島市)の硬式野球部で起きた暴力問題で、当時監督だった中井哲之氏(64)が7日、広島市内で初めて記者会見を開き、「暴力が起きたことを防げなかったことを深く受け止めている」と陳謝した。

 被害生徒の保護者には直接謝罪したという。会見した理由について、7月で学校の全ての役職を辞任し、「自分の言葉で説明する責任がある」と述べた。

 同高では昨年1月、複数の2年生(当時)が1年生(同)に暴行。SNSで誹謗(ひぼう)中傷が広がるなどし、同8月の全国高校野球選手権大会を途中で辞退した。

 学校が設置した第三者委員会は今年5月、いじめに該当すると認定。中井氏が「高野連へ報告すればチームの不利益につながる」という趣旨の発言を被害生徒にしていたと結論付けた。

 中井氏は会見で、「伝えてはいないと思う」と発言内容を否定したうえで、「相手がそう受け取ってしまったのであれば、信頼関係がその程度だったと受け止めるしかない。言葉が足りなかったことを非常に反省している」と述べた。