広陵高暴力問題、元監督が謝罪 野球部巡り昨年退任「深く反省」

広島市の広陵高野球部で起きた部内暴力問題を巡り、昨年8月に退任した中井哲之元監督(64)が7日、市内で記者会見し「暴力は決して許されない。生徒同士の間で暴力が起きることを防げなかったことを深く反省している」と謝罪した。
元監督が自ら経緯を説明するのは初めて。約30人の報道陣を前に、昨年の甲子園大会を途中辞退後、学校側の方針もあり個人の判断で発言する状況になかったと説明。今年7月末までに学校法人の理事と参与職を辞任し、記者会見を開く心境に至ったと明らかにした。
同校野球部では昨年1月、1年生がルールに反し寮内でカップラーメンを食べたとして、複数の上級生が暴力を振るった。昨年夏の甲子園大会直前に交流サイト(SNS)で広まり、1回戦勝利後に出場を辞退した。
同校の第三者委員会は今年6月に報告書を公表し「人権侵害」と非難。生徒同士や当時の指導者と生徒との間で、暴力や威圧的な言動が許容される空気があった可能性が高いとした。
