NHK職員が番組出演者から「性被害」PTSDで休職も、復職時の異動希望かなわず…「フジテレビの二の舞」中居正広騒動との類似点は
NHKは、8月5日、職員が番組出演者から性被害を受け、PTSDを発症した事案があったと発表した。この対応をめぐり、SNSでは批判が相次いでいる。
「職員は休職後、別の職場での復職を希望しましたが、異動は認められず、役員にも報告していませんでした。NHKは重大な人権侵害と認識できず、不適切な対応だったとして職員に謝罪しました」(全国紙記者)
5日の記者会見によると、職員は懇親会のあとに被害に遭った。その後、体調を崩して休職し、1年数カ月後に職場に被害を申告した。さらに別部署への異動を求めたが、人事局などは「同じ職場への復帰が原則」として認めなかった。
「被害から3年以上たち、ようやく希望していた職場の一つに異動。その後、PTSDと診断されたといいます。また、人事局などはこの事案をリスク管理部門にも報告していませんでした。2025年4月、職員が労働組合を通じて説明を求めたことがきっかけで、会長や役員が把握しました」(同)
こうした経緯から、フジテレビの中居正広と元女性アナウンサーをめぐる対応を思い起こす声もある。
「フジでも、女性アナが被害を報告したにもかかわらず、当時の港浩一社長ら経営陣は『プライベートの問題』と判断し、コンプライアンス部門への共有を見送りました。
問題が表面化したのは2024年末の『女性セブン』報道がきっかけで、その後、中居氏の引退や港氏らの辞任、第三者委員会の調査へと発展しています。
NHKも被害発生から異動実現まで3年以上かかり、リスク管理部門への報告がおこなわれないなど “現状を維持しようとする” 点で共通しています。
さらに、両社とも初動の情報開示に慎重な姿勢を見せました。フジは非公開・撮影不可の会見を開き、NHKは、いまも『さらなる人権侵害を防ぐため』として、被害に遭った時期や職員・出演者の性別などを公表していません」(芸能プロ関係者)
対応の遅れに、Xでは《フジテレビの二の舞》《犯罪隠蔽組織》など、厳しい声が相次いでいる。
「NHKによると、番組出演者は『飲酒していて記憶がない。事実であれば申し訳ない』と説明しています。ただフジの場合は中居氏は引退しましたが、今回の出演者については氏名は公表されておらず、対応の詳細も明らかになっていません。
また、異動を認めなかった人事局の担当者らも注意処分にとどまっており、Xでは対応を疑問視する声が上がっています」(同)
放送局の危機管理のあり方が、改めて問われそうだ。
