映画の登場人物名や場面展開を文字起こししサイト掲載、会社代表らに有罪判決…「ネタバレサイト」を組織的に運営と指摘
映画の登場人物のセリフやストーリーを文字に起こした「ネタバレ記事」をインターネット上に無断公開したとして、著作権法違反に問われたウェブサービス会社代表の被告(38)(東京都杉並区)に対し、仙台地裁(榊原敬裁判官)は3日、懲役2年、執行猶予3年、罰金100万円(求刑・懲役2年、罰金100万円)の判決を言い渡した。
判決によると、被告らは2021〜23年、映画計10作品の登場人物の名前や動作、場面展開などを文字に起こしてサイトに掲載し、著作権を侵害した。被告がサイト運営を主導したと認定し、実際の運営業務やライターを担当して同法違反に問われた女3人については懲役1年、執行猶予2年や罰金を言い渡した。被告が経営する仙台市青葉区の「カラフルマーケティング」は求刑通り罰金100万円とした。
映画は「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション」や「レジェンド&バタフライ」など人気作品で、榊原裁判官は、被告らが多額の広告収入を得るために「ネタバレサイト」を組織的に運営したと指摘。「創造的な映画文化の発展を阻害しかねない」と糾弾した。
映画などの著作権侵害の対策に取り組む「コンテンツ海外流通促進機構」(CODA)は「有罪判決が悪質な著作権侵害に対する強い警鐘となり、同様の侵害行為の抑止につながることを期待する」とコメントした。

