熊本で震度7 広島県内の企業にも影響
28日熊本県で最大震度7を観測した地震では、広島県内に本社を置く企業にも被害が出ています。また、広島から熊本へ支援の動きが始まっています。
最大震度7を観測した地震の後、爆発があったイオンモール熊本。福山通運は付近を走行していたトラックが大破し、運転手の男性が軽いケガをしました。家電量販店のエディオンは爆発があったイオンモール熊本に店舗がありましたが、来店客と従業員にケガはありませんでした。また、熊本県内に35店舗を展開するイズミは、従業員十数人がケガをしたということです。
■仕事で久留米に行く人
「いつもは九州新幹線だけど、博多から向こうがないんでレンタカーを借りようと思ったら、レンタカーもないんで。」
■鹿児島に帰る人
「いったん新神戸に行って、神戸空港から鹿児島に帰ります。」
広島県内では支援の動きが始まっています。県警は28日夜、熊本県公安委員会の要請を受け、機動隊員など66人を現地へ派遣。消防も救助隊など総勢231人が熊本へ向かいました。
中国地方整備局では29日朝、現地で被災状況の調査や災害支援をする専門部隊「TEC-FORCE」の出発式が行われました。
■TEC-FORCE 片寄 秀樹 隊長
「速やかな災害対応につながるよう、迅速に情報収集に努めていきたい。」
一方、県庁では、中国地方知事会のオンライン会議が開かれ、支援対策本部を設置し各県で連携していくことを確認しました。
■広島県 山根 健嗣 副知事
「熊本県とも話をしていかないといけない。いろいろな情報をすぐキャッチして、それをすぐ共有してもらえたら、今までよりも効率的な支援体制を組めるのではないか。支援には全力を尽くしたいと思っている。」
今回の地震について専門家は、活断層による直下型地震と話します。
■広島大学 後藤 秀昭 教授
「今回の地震は、日奈久(ひなぐ)断層の一部が動いたように思われます。」
活断層である日奈久断層は、2016年の熊本地震以降、その危険度が高まっていると指摘されていました。
■広島大学 後藤 秀昭 教授
「日奈久断層は、日本の断層の中でもトップレベルに危険な断層だと指摘されてきた。日奈久断層がさらに地震を起こす可能性はあります。」
後藤教授は、「南海トラフ地震との関連はない」と分析する一方で、「今後も注意が必要」としています。
(スタジオ)
■森アナ
ここからは以前、熊本の放送局で働いていた仲野アナウンサーに聞きます。
爆発があったイオンモール熊本はどういった場所にあるんでしょうか?
■仲野アナ
熊本市中心部から車で20分程度の場所にあり、普段から多くの家族連れでにぎわいます。
中には映画館や家電量販店が入る、かなり大型の商業施設です。
■森アナ
平日でもたくさんの人がいらっしゃる?
■仲野アナ
そうですね。28日は夏休み期間中ということもあって、お子さんを連れた家族連れの方もいらっしゃったということです。
私の友人も28日地震発生時に、屋上駐車場にいたそうなんですが、地上に降りるのにも車が多く混雑していて、降りるのに時間がかかったということでした。
降りてすぐに爆発があって驚いたという話でした。
■森アナ
熊本では10年前にも大きな地震があって今回の地震ということになりましたね。
■仲野アナ
あの時にも熊本城は被災して、天守閣がようやく復旧しました。石垣も少しずつこの10年で復旧の歩みを進めていたんですが、また崩れるような被害を受けました。完全復旧までは、これまで2052年度までかなりの時間を要するという話だったんですけれども、この先完全復旧まで見通しが立たないような状況だと思います。
この後さらに大きく揺れる恐れもありますので、広島の皆さん、支援をしたいという気持ちもあるでしょうが、今は無理に被災地に向かわないよう、お気を付けください。
【2026年7月29日 放送】

