「マインクラフト」のシステム要件が17年ぶりに引き上げられる

Microsoft傘下のMojang Studiosが、「マインクラフト: Java Edition」の最小および推奨システム要件を引き上げました。システム要件の本格的な更新は約17年ぶりで、推奨メモリは従来の4GBから16GBへと増加しています。
Minecraft Java Edition System Requirements | Minecraft
https://www.minecraft.net/en-us/article/minecraft-java-edition-system-requirements
新しい最小要件は、グラフィック設定を「Fast」にした状態で、フルHD解像度かつ30fpsで動作させることを想定しています。CPUは4コア以上、GPUはVulkan 1.3に対応し、2GB以上のVRAMを搭載することが求められます。メモリ容量は単体GPUを使用する場合は8GB、CPU内蔵GPUを使用する場合は12GBとなっています。
推奨要件はグラフィック設定を「Fancy」にした状態で、フルHD解像度かつ60fpsで動作させることを目標としています。メモリは16GB、GPUは6GB以上のVRAMを備えたGeForce RTX 2060やRadeon RX 5600 XT、Intel Arc A580などが基準として挙げられています。
旧要件新要件最小推奨最小推奨OSWindows 7
macOS 10.14.5以降Windows 10
macOS 10.14.5以降Windows 10 64bit
Windows on ARM
macOS 12以降
64bit版LinuxWindows 11 64bit
macOS 14以降
64bit版LinuxCPUIntel Core i3-3210
AMD A8-8600
Apple M1Intel Core i5-4690
AMD A10-7800
Apple M1Intel Core i3-10100
AMD Ryzen 3 3100
Qualcomm Snapdragon X
Apple M1Intel Core i5-12400
AMD Ryzen 5 5600
Apple M2 ProGPUIntel HD Graphics 4000
AMD Radeon R5NVIDIA GeForce 700シリーズ
AMD Radeon RX 200シリーズNVIDIA GeForce GTX 950
AMD Radeon RX 460
Intel Arc A310
Intel Core i5-6400内蔵GPUNVIDIA GeForce RTX 2060
AMD Radeon RX 5600 XT
Intel Arc A580メモリ2GB4GB単体GPU使用時は8GB
内蔵GPU使用時は12GB16GB
新旧の要件を比較すると、最小メモリは2GBから最大12GBへ、推奨メモリは4GBから16GBへと大幅に増加しています。推奨CPUも2014年に登場したIntel Core i5-4690から2022年登場のCore i5-12400へ変更されるなど、CPUとGPUの基準も比較的新しい世代へ引き上げられました。

ただし、新しい最小要件を満たしていないPCで、直ちに「マインクラフト: Java Edition」が起動できなくなるわけではありません。Mojang Studiosによると、要件を下回るPCでも現時点では起動する可能性があるものの、フレームレートや画質、読み込み時間などの動作は保証されず、将来的には起動できなくなる可能性があります。
今回の変更には、「マインクラフト: Java Edition」の描画技術をOpenGLからVulkanへ段階的に移行する方針も関係しています。古いハードウェアへの対応を続けることがゲーム内部の近代化を制限するため、要件を明確化することで、今後もJava Editionの機能や性能を改善しやすくする狙いがあるとMojang Studiosは説明しています。

Mojang Studiosは今回の要件について、「最新のAAAゲームと比較すれば依然として低く、最高級のゲーミングPCや最新GPUを必要とするものではない」と強調しています。すでに問題なくプレイできているユーザーは直ちに変化を感じるものではないとしていますが、新たにPCを購入する場合は、フルHD・60fpsを基準とした新しい推奨要件を参考にするよう案内しています。
