米国のトランプ大統領(27日)=AP

写真拡大

 【ワシントン=上村健太、テヘラン=吉形祐司】米国のトランプ大統領は27日、大統領専用機内で記者団に「我々は良い対話をしている。合意に至る可能性はある」と述べ、戦闘終結に向けた協議が順調に進んでいると主張した。

 トランプ氏は、米軍によるこれまでの攻撃でイランが対話に転じたと強調した。イランの求めに応じるとしつつ、「うまくいかなければ、元に戻るだけだ」と攻撃の再開もちらつかせた。

 米軍は、米東部時間23日まで13日連続で行っていたイランへの空爆を中断している。複数の米メディア米軍の弾薬不足を報じているが、トランプ氏は「弾薬はたくさんある」と反論した。

 サウジアラビアと親イラン勢力フーシの対立激化については「我々は関与していないが、問題があれば関与せざるを得ない」と述べた。米中央軍はイランに対する海上封鎖を継続しており、27日には封鎖を突破しようとした商船17隻の航路を変更させ、2隻を航行不能にさせたと発表した。

 一方で、イラン軍中央司令部は27日、「イランの近海や領海で、イランの商船や石油タンカーが脅しを受けた」と主張する声明を出した。「戦争の拡大とみなす」とし、対抗措置をとる方針も示した。

 イラン国営テレビは27日、イランが指定する航路を通らずにホルムズ海峡の通過を試みた船舶6隻のうち、5隻を引き返させたと報じた。