「生活に役立つメンタルヘルス」チャンネルが、「自殺前の6つの行動変化」と題した動画を公開した。動画では、人が自ら命を絶とうとする直前に現れる特有のサインと、周囲がそれに気づいた際の適切な対処法について解説している。

動画では、自殺直前に見られる行動変化として6つのサインが挙げられた。一つ目は「突然、穏やかになる」こと。死にたい欲求と恐怖の葛藤に苦しんでいた人が、死を決意した途端、モヤモヤが吹き飛び晴れやかな気分になるという。二つ目はスピードの出しすぎなどの「無謀な行動が増える」こと。自分の命を大切に思えなくなり、リスクへの感覚が鈍るためである。

三つ目は「アルコールの量が増える」ことだ。苦しさを緩和するために酒量が増えるが、理性のブレーキが外れるため衝動的に実行に移しやすくなる。動画では、危険なのは飲んでいる最中よりも「飲んだ後に一人になった瞬間」であると警告している。四つ目は身だしなみに無頓着になったり大切なものを人に譲ったりする「言動や外見が変わる」こと。五つ目は社会的なつながりを絶つ「連絡が途絶える・引きこもりがひどくなる」ことである。死ぬことで頭がいっぱいになり、今まで当たり前にできていたことができなくなるのだという。そして六つ目は「自殺未遂の後」である。最初の未遂で命を取り留めた際、周囲は安心しがちだが、実際には最初の未遂から3ヶ月以内に次が実行されるケースが多いと注意を促した。

最後に、これらのサインに気づいた際の接し方として、「死にたいって考えてる?」と直接尋ねることの重要性が語られた。はっきり聞くことで相手を刺激してしまうと心配する人もいるが、そのような聞き方が自殺を誘発するという証拠はない。むしろ「心配してくれている人がいる」という安心感につながるという。周囲の根気強く思いやりのある声かけが、孤立した心を開き、最悪の事態を防ぐための鍵となる。