高須クリニックの高須幹弥氏が自身のYouTubeチャンネルで「患者の点滴に大便を混入した疑いで看護師が逮捕された件について」と題した動画を公開した。千葉県柏市の病院で起きた点滴への異物混入事件について、医療現場の実態と自身の見解を語っている。

動画で高須氏は、医療現場で点滴に異物を混入する事件は時々起こると前置きしつつも、「大便を点滴の中に入れるっていうのはまあ初めて」と今回の事件の異質さを指摘した。続いて事件当日の経緯を詳細に解説。夜勤中、容疑者が担当外の病室に複数回出入りしていたことや、患者の異変に気づいた看護師長がすぐさま点滴ルートを確認した事実を紹介した。チューブの内部が不自然に変色していることを発見した看護師長は、すぐに写真を撮影し、新しいチューブに交換しており、高須氏はこの行動を的確な対応であったと称賛している。

また、手口についても言及し、点滴の袋に直接入れるのではなく、薬液を注入するための「側管」から大便を注入したと推測。さらに、証拠として保管していた外されたチューブが別のものにすり替えられていた点や、容疑者のスマートフォンに「便注入 死ぬか」という検索履歴が残されていたことなどを挙げ、容疑者が「これまずい、バレる」と焦って証拠隠滅を図った極めて疑わしい状況であると語った。

一方で高須氏は、助産師の資格も持ち、お産から産後のケアまでトータルで担えるプロがなぜこのような犯行に及んだのかと無念さをにじませた。その上で、このような悪質な行為に及ぶ医療従事者はごく一部であると強調し、「大部分の看護師さんは患者様のために真面目に献身的に働いている」と述べ、現場で真摯に命と向き合う医療従事者たちへの感謝を忘れず、一部の事件で全体への不信感が募らないよう訴えて動画を締めくくった。